管理人推薦選手紹介

ナタン・デ・キャット

名前 ナタン・デ・キャット(Nathan De Cat)
生年月日 2008年7月19日
国籍/出身 ベルギービルボールデ)
身長 188cm(※推定)
ポジション DMF
所属 RSCアンデルレヒト

※Nathanはネイサン、De Catはデ・カットとも表記されるだろう

多くの資質を備えたアンデルレヒトの大器

プレー動画

経歴

2008-2018年(幼年期~Act2プレフェント)

ベルギーの首都ブリュッセルから近いビルボールデという街に生まれており、育ってきた地域も近隣のステーンオッカーゼールであるなどフランデレン地域の出身であるため、公用語はフラマン語(オランダ語)という環境にて育っている。父親のイェンスは地域リーグレベルでプレーしていた経験を持つ人物であり、こうした影響もありながらボールを蹴り始めていた。

最初に所属したのはプロクラブの『KVメヘレン』であるが、2015年にウィレム・ティメルマンスが同じくメヘレンに設立したスクールとなる『Act2プレフェント・フェトバルスクール』に移っており、父も後に指導者として参画するクラブでの成長を選択。そこで約3年の月日を過ごした後、10歳となったタイミングにて国内の名門『RSCアンデルレヒト』に引き抜かれるまでの才能を示していたのが彼であった。

2018-2025年(アンデルレヒト)


家族全員が応援しているというアンデルレヒトでの一歩を踏み出した彼は、瞬く間に中心選手として牽引しており、1年目のレギア・カップ(U11)での優勝に加え、2019年9月のプロヴディフカップ(U12)では7戦全勝での優勝に貢献。1歳下の当時11歳となったばかりの彼が大会最優秀選手に選出される活躍を残すなど才能は突出していた。

国内外の様々なコンペティションで結果を残し続けていたが、一方で同世代の少年に比べて大きな身長を持ちながらも、その身長に比例したパワーを持っていなかったという。それでも弱点をユースコーチの指導によって解消しながら、さらなる価値を高めることに成功したことで2023年10月にはわずか15歳で最初のプロ契約を締結。既にプレーしていたU18カテゴリへの昇格が確約された環境を勝ち取っている。

Nathan De Cat signs his first professional contract | RSC Anderlecht
One of the most talented players of the 2008 generation has signed until 2025.

15歳でU18という事実だけでも特別であったが、2024年2月にはチャレンジャー・プロリーグ(ベルギー2部)のSL16戦にてリザーブチームでのデビューを飾り、当時のベルギーにおいてプロカテゴリでの史上2番目の若さでの出場記録を樹立。デビューだけに留まらず、そのまま10試合連続でスタメンに抜擢されたことで2024年夏のプレシーズンでは1stチームのポルトガルキャンプに帯同しており、そのままジュピラー・プロ・リーグ(ベルギー1部)の開幕節からベンチ入りを果たすなど飛び級は留まることを知らなかった。

2024年9月には契約延長とともにトップチームのトレーニングにも引き続き参加していくことが発表され、現在の進行中となる2024/25シーズンはRSCAフューチャーズを中心に出場しながらキャプテンマークも着用するなど成長は加速している。2025年2月にはUEFAヨーロッパリーグのフェネルバフチェ戦でTOPデビューも飾り、来季以降での本格的なブレイクが待ち遠しい才能と言えるだろう。

代表歴

14歳でベルギーU15に招集されて以降、年齢以上のカテゴリに加わり続けており、2024年3月には15歳でベルギーU17、その半年後の2024年9月にはベルギーU19でのデビューを達成するなど2008年生まれとしては特別な待遇を受けている。

移籍の噂

アンデルレヒトとの現在の契約期間は2027年6月末までとなっている。移籍の噂については活発に報じられていないが、ステップアップを前提とした動きは水面下で行われていると考えられる。

プレースタイル

クラブ公式評ではテクニック、走力、パス能力に長け、インテリジェンスにも優れた試合をコントロールできる選手であると評価されている。主戦場は中盤の底でフィルター役となる守備的MFであり、その推定185~190cmにもなるフィジカルアドバンテージを活かしたボールの回収力、右足から放たれるロングパスにて局面を替えられだけでなく、それを可能にする優れたビジョンも備えるなど16歳としては多くの資質と高い完成度を持った才能だ。

小ネタ

本人によるNathan De Catの発音は以下となっている。

タイトルとURLをコピーしました