名前 | ヤン・グボホ(Yann Gboho) |
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生年月日 | 2001年1月14日 |
国籍/出身 | フランス(マン) |
身長 | 178cm |
ポジション | AMF |
所属 | スタッド・レンヌ |
才能に満ち溢れたレンヌの新たなスター候補
プレー動画
経歴
■2001-2019年(幼年期~スタッド・レンヌ)
コートジボワール南西部の都市であるマンに生まれた彼だが、2002年のコートジボワール内戦や父の影響もあり5歳でフランス海外県のマルティニークに移り住んだ歴史を持っている。ベルギーのKVCウェステルローに所属しているアンブロワーズ・グボホとスタッド・レンヌの下部組織に所属しているGuéla Douéは彼の親戚だ。2010年にマルティニークのエグロン・ド・ラマンタンFCでキャリアを始めた彼は、2013年までを同チームで過ごした後、フランスのルーアンを本拠地に構えるFCルーアン1899に加入。ルーアン在籍時にはティエリ・アンリやキリアン・エムバペなどを輩出したクレールフォンテーヌ国立研究所(INF)のスカウティング担当者の目に留まり、テストを経て加入するよう誘われたが、100人中99人が「Yes」と答えるような誘いを拒否していた。その背景にはフランス国内の多くのクラブがアプローチをかけていたこともあり、多くの選択肢を持っていた中で、叔父であるアンブロワーズ・グボホが所属していたスタッド・レンヌに気持ちが傾いていたという。
家族内でもオリンピック・リヨンとスタッド・レンヌの2択に意見が分かれたが、最終的に彼自身がスタッド・レンヌを希望したことで2016年よりスタッド・レンヌの下部組織に入団を決めている。レンヌでのトレーニングから2年間が経過した2018年5月に17歳で最初のプロ契約を締結。スタッド・レンヌB(リザーブチーム)での出場機会も得ながらU17、U19の国内リーグの制覇に貢献した。そして2019/2020年シーズンの開幕前に行われたトロフェ・デ・シャンピオン(フランスのスーパーカップ)では、パリ・サンジェルマンを相手に後半23分からトップデビューを飾り、シーズン開幕後のリーグ・アン(フランス1部)第11節のFCトゥールーズ戦では同点で迎えた後半ロスタイムにロマン・デル・カスティージョに代わって投入されると、出場からわずか1分で勝ち越しゴールを記録しチームを勝利に導くなど確かな存在感を示している。
代表歴
コートジボワールで生まれた彼だが、スタッド・レンヌに移籍後からはフランスの世代別代表に招集を受けており、これまでにU16~U18までのデビューを飾っている。
移籍の噂
スタッド・レンヌとは最初のプロ契約期間である2021年6月末までの契約を残しているが、積極的に動いているとされているFCポルトとレッドブル・ザルツブルクを始め、バイエルン・ミュンヘンやマンチェスター・ユナイテッドなどのヨーロッパ主要クラブからの関心を持たれており、争奪戦が繰り広げられるのも時間の問題となっている。レンヌとしてはエドゥアルド・カマヴィンガと同様に慎重な姿勢を取っていくだろう。
プレースタイル
ポール・ポグバをモデルと語る彼は、技術的に優れた選手であり、1vs1で相手を手玉に取ることを得意とする攻撃的なプレーヤーだ。10番のポジションを本職とし、自身の得意なスタイルでチームの攻撃を牽引する。18歳の年齢から怖いもの知らずな自信に溢れたプレーであるため、当面は対戦相手に衝撃を与えるだろう。