| 名前 | ウィルソン・オドベール（Wilson Odobert） |
|---|---|
| 生年月日 | 2004年11月28日 |
| 国籍／出身 |  フランス（モー） |
| 身長 | 176cm（※推定） |
| ポジション | WG |
| 所属 | ESトロワAC |
PSGを離れる選択が功を奏したフランスの新星
プレー動画WILSON ODOBERT 🪄| @_opheline_frd_ pic.twitter.com/QLB3DQffxf
— Formation psg (@formationpsg) May 25, 2022
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経歴
■2004-2017年（幼年期～トリユポール）
フランスの首都パリを中心としたイル＝ド＝フランス地域圏。彼はそんなパリの中心部から約41kmの距離にあるモーという街にて生まれ育っていた。5歳の頃から隣町にあるUSFトリユポールのスクールに入団しており、そこでは12歳までの約7年間でプレーしながら基本技術を培っている。彼が所属していた時期のトリユポールでは、1歳上のカテゴリである2003年世代から育成力の成果が表れており、フランスを代表する育成機関『INFクレールフォンテーヌ』の選考にも呼びかけられるような状況であった。
彼自身は2016年2月に行われる地域大会に向けたセッションにも参加していたが、当時は11歳であったことから年齢が満たないとして出場には至らないものの、来季の大会への招待を既に受けていたという。2016年11月にはINFクレールフォンテーヌの選考にクラブから7名が送り出されるなど、育成力の高さを証明する内の1人に彼の名前も残っている。
■2017-2022年（PSG）
こうした能力の高さは首都パリを本拠地とするパリ・サンジェルマン（PSG）の目にも留まり、2017年夏より加入。世代を問わず優れたものだけで構成される環境でも、15歳では既にU17カテゴリでもプレーしており、2021/22シーズンにはUEFAユースリーグ（U19）に向けたメンバーにも16歳で名前を連ねていた。
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ユースリーグではグループラウンドのライプツィヒ、マンチェスター・シティ、クルブ・ブルッヘの全クラブを相手に得点を奪う活躍を見せていたが、ラウンド16のセビージャ戦にて試合終了直前の深いタックルによって退場。出場停止となった準々決勝でザルツブルクに敗れたことからそのまま大会から姿を消している。
U19フランス全国選手権では28試合19得点を記録するなど有望株として評価されていた彼は、PSGからの最初のプロ契約オファーを受け取るも拒否。その理由には2022/23シーズンでトップチームへの参加要求があり、クラブ側は約束できないと回答したことから退団に傾いたものとされている。
■2022年（トロワ）
PSGからの退団を決断した彼には、ASローマ、ボルシア・メンヒェングラートバッハ、クルブ・ブルッヘといった国外クラブも関心を見せていたが、次なる所属先として選んだのはフランス国内のESトロワACであった。トップチームでのプレーに拘っていた彼の要求に応えるように、リーグ・アン（フランス1部）の開幕節となるモンペリエ戦で早々とデビューを達成。
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第4節のアンジェ戦では左サイドからのクロスを冷静に合わせると、このゴールがトロワのクラブ史における最年少得点記録となり、続くモナコ戦でも得点を奪ったことからリーグ・アンの前半戦におけるサプライズとして注目を集めている。
代表歴
リオネル・ルーセルが率いるフランスU16には14歳9月27日の若さでデビューを飾っている。その後はCOVID-19の影響もあり活動が制限されているが、2022年3月にはフランスU18、トロワでの活躍が評価された2022年9月にはフランスU19にも選出されている。
移籍の噂
PSGからの退団後、トロワとは2025年6月30日までの契約を交わしている。トロワはシティ・フットボール・グループ（CFG）の傘下クラブであるため、活躍次第ではマンチェスター・シティへの道も開かれる見通しだ。
プレースタイル
左右のどちらでも輝くことのできるウィンガーであり、ボールコントロールに優れていることから1vs1でも強さを発揮する。利き足は右利きだと思われるが、左足の精度も遜色なく、右足に持ち替えずとも左足でボールの流れを止めることなくプレーを続けられるのはトップチームに溶け込める秘訣だ。
加えて、無理をせずにシンプルかつ効果的なプレーを選択できることから、シュートシーンにおいても慌てず冷静に決めきってみせる。17歳ながらリーグ・アンの舞台でも適応できることを証明しているため、徐々に不動のポジションを築きながら注目の若手として評価され始めるだろう。