名前 | トゥドール・バルツァ(Tudor Băluţă) |
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生年月日 | 1999年3月27日 |
国籍/出身 | ルーマニア(クラヨーヴァ) |
身長 | 191cm |
ポジション | DMF/CB |
所属 | ブライトン |
プレミアリーグでの挑戦が始まるルーマニアの大器
プレー動画
経歴
■ 1999-2017年(幼年期~ヴィトルル・コンスタンツァ)
ルーマニア・ドルジュ県の県都であるクラヨーヴァに生まれた彼は、2009年に設立されたゲオルゲ・ハジ・アカデミーで手塩にかけて育てられた逸材であり、同じくゲオルゲ・ハジによって設立されているFCヴィトルル・コンスタンツァに昇格するためにユース時代を過ごしていた。2016年5月2日のリーガ1(ルーマニア1部)チャンピオンシップラウンドのASAトゥルグ・ムレシュ戦にて後半11分からヤニス・ハジに代わってデビューを果たすと、同試合で初アシストを記録するなど上々のデビューを果たしている。2015-16シーズンはこのデビュー戦を含んだ2試合に出場するも、翌年(2016-17シーズン)はトップチームでの出場機会は得られず、ヴィトルル・コンスタンツァのU19チームでのプレーとなった。ヴィトルル・コンスタンツァがクラブ史上初のリーグ優勝を果たしているため、彼が割り込めるような環境にはなかったのが要因と言われている。
■ 2017-2019年(ヴィトルル・コンスタンツァ)
彼が頻繁に出場機会を得られるようになったのは、2017-18シーズンからのことであり、クラブの基本布陣である4-3-3のアンカーのポジションを中心に時には191cmの体格を見出されてセンターバックでも起用を受けるなど同シーズンはヨーロッパリーグでの出場を含む、26試合に出場した。2018-19シーズンは前年を上回るペースでチームの主力に定着し、第10節のアストラ・ジュルジュ戦ではプロ初ゴールを記録。2019年1月31日にはイングランドのブライトン&ホーヴ・アルビオンへの移籍が合意に達するトピックもありながら(2019年夏からの加入)、シーズンを通してパフォーマンスを落とすことなく34試合に出場した。
代表歴
ルーマニアU18・U19・U21の各世代別代表を経た彼は、2018年5月の親善試合に臨むルーマニアのフル代表に初招集を受けており、チリ代表との試合でフル代表としてのキャップを飾っている。UEFAネーションズリーグにも出場しているなど、これからのルーマニアを牽引していく存在になるはずだ。
移籍の噂
2019年冬の移籍市場の最終日にあたる1月31日に駆け込みでイングランドのブライトン&ホーヴ・アルビオンへの移籍が決定しており、移籍金が約300万ユーロで2022年6月末までの3年契約を締結。そのブライトンへの加入は2019年夏からとなるため、プレミアリーグでの挑戦が2019-20シーズンより始まることだろう。
シーズン | 移籍先 | 移籍金 |
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2019-20 | デン・ハーグ | on loan |
2020-21 | ディナモ・キーウ | on loan |
プレースタイル
特出すべきは191cmの強靭なフィジカルであり、空中戦の強さはイングランドの舞台でも通用することだろう。 本職は守備的なミッドフィールダーであるが、前出のフィジカルによってセンターバックとしても代用することのできるユーティリティ性を兼ね備えているため重宝されること必至だ。中盤の底から一本のロングフィードで局面を打開することのできるパスセンスを持ち、ゲオルゲ・ハジも評価するIQの高さなどスターの階段を登るに値する選手と言えるだろう。