名前 | トーベン・ライン(Torben Rhein) |
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生年月日 | 2003年1月12日 |
国籍/出身 | ドイツ(ベルリン) |
身長 | 173cm |
ポジション | CMF/AMF |
所属 | バイエルン・ミュンヘン |
ドイツで約束された次世代のトップタレント
プレー動画
経歴
■2003-2017年(幼年期~ヘルタ・ベルリン)
ドイツ代表が日韓ワールドカップにおいて準優勝の成績を収めた半年後、彼はドイツの首都ベルリンにて生まれている。キャリアを始めたのはFCシュテルン・マリエンフェルデ1912であり、幼いながらも10番を与えられながらチームの中心選手として活躍していたという。時系列は不明だが、彼の父であるピーター・ラインはヘルタ・ベルリンのスカウティング部門で働いており、彼もまた2009年(7歳)からヘルタ・ベルリンでの生活が始まっている。
ヘルタ・ベルリンの下部組織に所属しながら通っていたオスカー・ハインロート・グルンドシューレ(小学校)では、2015年のダンボ・カップ(フットサル・トーナメント)に出場した際の映像が残されており、当時から左右両方の技術力が評価されるなど期待を受ける存在であった。そんな彼がヘルタ・ベルリンU14~U15でプレーする頃にはドイツで最も優れた才能の1人とまでに評価を受け、バイエルン・ミュンヘンは彼のチームメイトでもあるモティカ兄弟(ネマニャとニコラ)も含めてチャンピオンズリーグの試合に招待するなど継続的なアプローチを行っていたという。
■2017-2020年(バイエルン・ミュンヘン)
2017年7月、ヘルタ・ベルリンに退団の意向を伝えた彼は、同じく招待を受けていたモティカ兄弟と共にバイエルン・ミュンヘンに加入することが決定。当時、15歳未満だった彼らとヘルタ・ベルリンの間には有効な契約がなかった(15歳から契約可)ため、クラブとの交渉を経ずに育成保証金のみでの引き抜きとなったことから遺恨が残ることになった。バイエルン・ミュンヘンではU16からカテゴリをスタートさせており、2018/2019シーズンからバイエルン・ミュンヘンU17に昇格するとB-ユニオーレン・ブンデスリーガ(ドイツU17リーグ)では地域リーグにおいて24試合・12得点の成績を収め地域リーグ優勝に貢献した。
この活躍から2019/2020シーズンより17歳でバイエルン・ミュンヘンU19に昇格すると、A-ユニオーレン・ブンデスリーガ(ドイツU19リーグ)では第20節までを消化した時点で14試合・4得点・6アシストを記録、UEFAユースリーグでもベスト16ラウンドでディナモ・ザグレブにPK戦の末に敗れたが5試合に出場するなど飛び級でのプレーにもかかわらず問題なくプレーできることを証明している。
代表歴
2018年5月からドイツU15でのデビューを飾り、1年後にはそのままクリスチャン・ヴックが率いるドイツU17にも選出されている。ドイツU17ではチームキャプテンとしてU-17欧州選手権をプレーしており、予選では3試合・3得点を記録しチームを牽引した。
移籍の噂
2019年夏にはバイエルン・ミュンヘンがカラム・ハドソン=オドイ(チェルシー)の獲得に乗り出していたように、チェルシーもまた彼の獲得を望んでいたという。バイエルン・ミュンヘンとは2021年月末までのユースプレーヤー契約を締結しているが、チェルシーはプロ契約をチラつかせる動きを見せている。しかし、実現には至っていないため心を掴まれてはいないのだろう。
プレースタイル
幼い頃から鍛え上げられた両脚のスキルは高い品質が保たれており、攻撃的なミッドフィールダーとしての働きがメインとなっているが秀でたチャンスメイク力からボランチの位置でも起用されるなど様々な価値を示している。プレースキックもお手の物であり、こうした短長を問わない高いキック精度はミドルレンジからのゴールも生み出している。また、世代別代表ではチームキャプテンを担うなど精神的な成熟も見られるため次世代のバイエルン・ミュンヘンないしドイツ代表を牽引するのは想像に難くない。