名前 | トミー・ドイル(Tommy Doyle) |
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生年月日 | 2001年10月17日 |
国籍/出身 | イングランド(マンチェスター) |
身長 | 172cm |
ポジション | CMF |
所属 | マンチェスター・シティ |
二人の祖父は共にクラブレジェンドな期待のサラブレッド
プレー動画
経歴
■2001-2020年(幼年期~マンチェスター・シティ)
彼の二人の祖父はマンチェスター・シティの60年代~70年代を支えてきたレジェンドのマイク・ドイルとグリン・パードーであり、彼の両親(スコットとシャーロット)は互いの父親がマンチェスター・シティでプレーしていた際に幼児の頃から互いを認識していた幼馴染の関係性だったという。こうした二人のレジェンドを祖父に持つ彼もまた当然の如くサッカーの才能を濃く受け継いでおり、4歳からキャリアを始めたサンドバック・ユナイテッドFCではシーズンで80得点を記録するほどの逸材として知られると、8歳で祖父らが生涯を捧げたマンチェスター・シティに加入を果たしている。
アカデミーでも数多くの個人賞を得るほどの才能であった彼は、2017/2018シーズンよりU18プレミアリーグ(イングランドU18リーグ)でプレーしており、リーグ戦では14試合に出場。2017年12月にはUEFAユースリーグ(U19)、年が明けた2018年2月にはスウォンジーU23戦にてプレミアリーグ2(イングランドU23リーグ)でのデビューを飾っていた。2018/2019シーズン以降は半年間の負傷離脱もあったがFAユースカップ(U18)やUEFAユースリーグ(U19)、EFLトロフィー、プレミアリーグ2(共にU23)ではチームキャプテンとして牽引しており、タイトルこそ得られずもチームの中心選手として活躍している。そして2019年10月29日に行われたカラバオカップ(EFLカップ)4回戦のサウサンプトン戦にてトップデビューを飾り、同試合ではフィル・フォーデンと共にフル出場を果たしながらチームの快勝に貢献、トップチームではまだ未定着であるが将来のキャプテン候補として評価は高い。
代表歴
イングランドU15~U19でのキャリアを持っている彼は、持ち前のキャプテンシーにて世代別代表でもしばしキャプテンを担っている。2018年のU17欧州選手権では予選からチームを自身の2試合連続得点で2連勝に貢献したが、第3節のスイスU17戦での負傷により残りのトーナメントを欠場、同大会ではイングランドはベスト4入りを果たしているが彼の離脱した影響は大きかっただろう。現在はイングランドU19としてプレーしており、U19欧州選手権本戦での活躍も期待されている。
移籍の噂
マンチェスター・シティとは2018年10月にプロ契約を締結しており、2021年6月末までの契約となっている。祖父がマンチェスター・シティのレジェンドであったように、彼もまたクラブのレジェンドになることを臨んでいることから移籍は考えづらいものがあるだろう。
プレースタイル
中盤でのプレーを好むミッドフィールダーであり、優れた両足の技術や攻守へのバランス、数多くの試合でキャプテンを務めたメンタリティは素晴らしいものを持っている。フィールドでは様々な場面でパスの受け手として献身的に動きながら、チームに落ち着きとバランスを与えながら時には攻撃的なスイッチも入れるなど祖父らとは異なるポジションではあるが自身のスタイルを既に確立している。ウィークポイントは172cmのフィジカルとファーストタッチの質であるが、これから経験を積むことで解消されるはずだ。