トマーシュ・スースロフ

選手紹介
名前トマーシュ・スースロフ(Tomáš Suslov)
生年月日2002年6月7日
国籍/出身スロバキアスピスカ・スタラ・ヴェス)
身長175cm
ポジションAMF/WG
所属FCフローニンゲン

魔法の左足で攻撃に彩りを加えるスロバキアの新星

プレー動画          

経歴             

■2002-2018年(幼年期~タトラン・プレショフ)

スロバキア・コシツェ地方の音楽が盛んな町スピスカ・スタラ・ヴェスに生まれた彼は、地元で100年以上の歴史を持つFKスピスカ・スタラ・ヴェスにてキャリアを始めていた。その後、12歳となった2014年よりスロバキアで最も古いクラブである1.FCタトラン・プレショフに加入し、多くのスロバキア代表を輩出してきた同クラブのアカデミーにて育てられている。

タトラン・プレショフは3.リガ(スロバキア3部)にトップチームを構えているが、トップチームへの昇格を目指した育成ではなく、若き才能にはさらなるトップアカデミーに加入できるようなサポートをしていることでも知られ、彼はまさにクラブプロジェクトの一部であった。同世代のJakub Stefancinはイタリアのパルマに挑戦し、彼は2018年夏にオランダのFCフローニンゲンに完全移籍にて加入することが決定している。

■2018-2021年(FCフローニンゲン)

オランダでの初年度はフローニンゲンU17にてプレーしており、チームの主力としてU17カテゴリでは21試合3得点を記録。2019年5月にはフローニンゲンU19でのデビューを飾ると、2019/20シーズンはU19だけでなくU21カテゴリの試合にも出場するなどオランダのサッカーに適応していた。2020年2月22日に行われたエールディヴィジ(オランダ1部)第24節のVVVフェンロ戦にてトップデビューを飾り、17歳の少年は注目を集める存在となった。

2020/21シーズンは開幕戦であるPSVアイントホーフェン戦でプロ初ゴールを奪い好スタートを切ると、その後も継続的に出場機会を重ねながら得点とアシストを重ねている。また、祖母が亡くなったばかりながら迎えた第23節のヘーレンフェーン戦では再び得点を決め、コロナ禍で母国に帰ることも困難な現状に感極まるシーンもあるなど、今季は心身ともに成長が見られている状況だ。

代表歴            

2018年2月からスロバキアU16より世代別代表のキャリアを歩み始め、これまでU17~U21での招集歴を持つなど国内では優れた人材としての評価を得ている。2020/21シーズンの活躍から2020年11月のUEFAネーションズリーグに臨むスロバキアのフル代表に招集を受けると、同月18日のチェコ代表戦ではスロバキア代表史上最年少でのデビューを飾っている。

移籍の噂           

フローニンゲンとは2025年6月末までの契約延長を交わし、これからの移籍に備えた構えを見せている。現時点では具体的な関心の報道はないが夏に向けて増えていることだろう。

プレースタイル        

フローニンゲンで電撃復帰をしたアリエン・ロッベンが負傷したことによる出場機会の創出であったが、現在はウィングよりも指揮官であるダニー・バイスはNo.10としての才能を評価しているためトップ下の位置で起用されることが多い。最大である左足を活かしたプレーを得意としており、空間把握能力に長けているためスペースへのパスや隙間を縫ったシュートなどで攻撃に彩りを加える。元々はウィンガーであるため1vs1で抜き去る技術も持ち合わせており、90分間で平均2.6回のチャンスを生み出すなど攻撃のスペシャリストだ。

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