名前 | テテ(Tetê) |
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生年月日 | 2000年2月15日 |
国籍/出身 | ブラジル(アウヴォラーダ) |
身長 | 175cm |
ポジション | RWG |
所属 | シャフタール・ドネツィク |
トップチームを経ずにウクライナに渡ったブラジルの新たな至宝
プレー動画
経歴
■ 2000-2018年(幼年期~グレミオB)
マテウス・カルドソ・レモス・マルチンスこと「テテ」の愛称で呼ばれている彼は、ブラジル南部のリオグランデ・ド・スル州 アウヴォラーダ の出身だ。2008年にグレミオの下部組織に加わり、8歳ながらU-9で始めると直ぐにクラブのユースセクターで目立つ存在になっていたという。グレミオのアカデミーマネージャーである Wiliam Mikhailenko 氏は「彼は子供の頃から常にゴールを狙っていた。ゲームの中心選手として多くの試合に出場し、熱心さは彼が成長する可能性を持っていることを感じさせたよ」と振り返り、その才能を手放しで称賛するほどだ。また、12歳からソフトドリンクを口にしていないというストイックさを継続している。
その後も順調にグレミオのユースセクターを駆け上ってきた彼は、2016年にグレミオU17で33得点、翌2017年には同じくグレミオU17で22得点を記録。2018年シーズンからの昇格を決めた。グレミオU19として臨んだ 2018コパ・サンパウロ ジュニアサッカー選手権大会(Copa São Paulo de Futebol Júnior de 2018)では、彼が出場しなかったことで3回戦のゴイアスECに敗れる結果に終わったが、2回戦までの出場した4試合すべてにおいて得点を挙げるなど5得点を奪った活躍を残している。その後の2018年シーズンはグレミオU20~U23としてプレーし、2019年シーズンからのトップチーム昇格も確定路線となった。
■ 2019年(シャフタール・ドネツィク)
2018年4月にヨーロッパからの引き抜きを避けるために、グレミオとの1億ユーロとも言われるバイアウト条項が組み込まれた契約にサインをしたことで、2019年シーズンからのトップチームに昇格することが確実視されていたが、結果的にグレミオのトップチームに立つことはなかった。2019年2月28日、ウクライナのシャフタール・ドネツィクに移籍金1350万ユーロで移籍することが発表。トップチームでのデビューに至っていない選手に対して支払う金額としては破格とも言える内容にてウクライナに挑戦することとなった。
⚒ Tete is a Shakhtar player. Welcome!
Transfer details: https://t.co/Hv98WHZX9l
We are delighted to welcome the newcomer and we wish him good luck at Shakhtar! pic.twitter.com/hnjfWE8Ei9
— FC SHAKHTAR ENGLISH (@FCShakhtar_eng) 2019年2月28日
代表歴
2015年にブラジルU15に招集されて以降、世代別代表としてのキャリアを歩んでいなかった彼だが、2018年9月に行われたアメリカとエクサルバドルとの親善試合に臨むブラジルのフル代表キャンプにトレーニングサポートメンバーに選出されており、国を挙げての育成すべき対象として認知されるようになっている。2019年1月~2月にかけてはU-20南米選手権にブラジルU20として臨んでおり、決勝ラウンドで5位に沈んだものの7試合に出場した。
移籍の噂
シャフタール・ドネツィクに移籍した直後のため当分の間はウクライナでのプレーとなるだろう。 シャフタール・ドネツィクとは2023年12月末までの契約を締結しており、グレミオも将来的な移籍に伴う15%の移籍金を得ることのできる契約内容となっている。
プレースタイル
一瞬で相手を突き放すスピード、卓越したボールスキルと多くのレパートリーを持ったドリブルセンス、そしてフォワード顔負けの決定力の高さはグレミオの内外でも称賛を受けている。幼少期からドリブルと得点を奪うことが好きだと語り、ティーンエイジャーが憧れる対象としては珍しい「サッカーの王様 ペレ」からのインスピレーションを受けているという。ペレを直接見たことはないが、Youtubeでペレの動画を見たり、彼にまつわる話を探すことはルーティーンだ。