名前 | タンギー・クアッシ(Tanguy Kouassi) |
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生年月日 | 2002年6月7日 |
国籍/出身 | フランス(パリ) |
身長 | 187cm |
ポジション | CB/DMF |
所属 | パリ・サンジェルマン → バイエルン・ミュンヘン |
※タンギー・クアシとも表記される
17歳にして代役を務めるパリ・サンジェルマンの大器
プレー動画
経歴
■2002-2020年(幼年期~パリ・サンジェルマン)
コートジボワール人の両親を持つ彼はフランスのパリに生まれており、6歳でFC Épinay Athleticoにてキャリアを始めた後、ジョフレイ・コンドグビアやキングスレイ・コマンが在籍していたことでも知られるUSセナール=モワシーに10歳で加入した。1年後の2013年よりフォンテーヌブローRCに移ると、フィジカル的な優位性がスカウティングの目に留まり、14歳(2016年11月)でパリ・サンジェルマンでの生活が始まった。そこからのステップアップは順調で、パリ・サンジェルマンU17とU19をわずかな期間で卒業し、2019/2020年シーズンからのトップチーム昇格を果たしている。
シーズン序盤戦こそベンチでの生活が続いていたが、リーグ・アン(フランス1部)第17節のHSCモンペリエ戦で守備的ミッドフィールダーとしてトップデビューを飾り、年が明けた2020年1月からはチアゴ・シウバとマルキーニョスの両名が負傷離脱したことでセンターバックの代役を務めている。彼がトップチームで出場した試合では複数失点を許さない全試合での勝利に貢献しており、見事なトップチームでの適応で評価を急上昇させた。また、クープ・ドゥ・ラ・リーグのスタッド・ランス戦ではパリ・サンジェルマンのクラブ史上4000得点目のメモリアルゴールを記録しており、持っている一面も覗かせた。
代表歴
フランスU16から世代別代表に名を連ねており、フランスU17では2019年U-17欧州選手権のベスト4入りと、U-17ワールドカップ2019での3位入賞にチームを導き、将来のレ・ブルーを担う存在として期待されている。ただ、彼は自身のルーツであるコートジボワールを選択できる権利も持っているのは知っておくべきだろう。
移籍の噂
パリ・サンジェルマンとは現時点でプロ契約を締結しておらず、早急な契約が望まれている。契約は2020年6月末まで残しているが、シーズン前にはRBライプツィヒを始めとする多くのクラブが獲得に動いており、出場機会が限られるのであれば移籍にも応じたであろうが、残留を決断している。
プレースタイル
右利きのセンターバックである彼は、その物理的な強さによる対人戦の強さに加え、熟練された技術は高い評価を得ている。また守備的なミッドフィールダーとして適応するなど、持ち前のスキルで新境地を開拓中だ。17歳としては完成度が高く、トップチームでも臆しないプレーを見せているため出場機会を得ている間に経験を積ませたいところだろう。