名前 | スヴェレ・ニーパン(Sverre Nypan) |
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生年月日 | 2006年12月19日 |
国籍/出身 | ノルウェー(トロンヘイム) |
身長 | 178cm(※推定) |
ポジション | AMF |
所属 | ローゼンボリBK |
※Nypanはニューパンとも表記される
様々な最年少記録を更新するローゼンボリの至宝
プレー動画
経歴
■2006-2020年(幼年期~ナルドFK)
ノルウェー第3の都市として知られるトロンハイムに生まれ、父親のアルネ・ニーパンは国内を代表する銀行である「スペアバンク1」のグループ内企業においてCEO(最高経営責任者)を務めるほどの優秀なビジネスマンであるなど、比較的裕福な家庭環境にて育っている。家族構成は姉のヨハンネを含めた4人家族だ。
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トロンハイムの住人であるなら当然のように同地域をホームタウンとするローゼンボリBKの魅力に取り憑かれ、家族全員がサポーターであるなどフットボールの情熱に目覚めるのは当然の流れであった。5~6歳になると近所にあった『ナルドFK』にてキャリアを始めているが、最初の練習でオウンゴールをしてしまうなどあまり良い出会いではなかったと回想する。当時は母親がコーチを務めていたハンドボールも行っていたが、6歳で辞めるなどフットボールに集中して取り組むことを選択した。
学校での休み時間もボールを蹴るなど先生からも呆れられたり、進路相談時に「サッカー選手になりたい」という夢を先生から小馬鹿にされることもありながらも努力を続け、13~14歳の頃(2020年)には公式戦17試合で45得点を奪う活躍を見せている。この活躍によって2021年1月にはチームメイト3人と共に憧れの『ローゼンボリBK』に加入することが決まり、夢の一歩を歩み始めた。
■2020-2023年(ローゼンボリBK)
14歳でローゼンボリに到着後、半年後の2021年7月にはローゼンボリⅡ(リザーブ)にてポストノルド・リーガエン(ノルウェー3部)でのデビューを早々にして達成。2021年9月にユスファ・ムココの記録を上回る若さにてUEFAユースリーグの史上最年少出場記録を樹立したほか、15歳の誕生日を目前に控えた2021年11月には、代表ウィークによりトップチームの数名が不在であることが機となり初めてトップチームのトレーニングに参加している。
God jul til alle som er glad i Rosenborg ❤️
Sverre Nypan skrev i kveld på en ny treårskontrakt med Rosenborg! #rosenborg pic.twitter.com/TZBTxl2l5E
— Rosenborg Ballklub (@RBKfotball) December 15, 2022
2022年シーズンに入ると、序盤戦からわずか15歳でエリテセリエン(ノルウェー1部)のベンチに控えており、デビューが実現した場合にはマルティン・ウーデゴールが打ち立てた最年少デビュー記録を更新する可能性もあるような状況であった。しかし、足首の骨折や膝、股関節の故障など度重なる負傷離脱が続いてたことでシーズンの大半は棒に振っており、実際にデビューを果たしたのはシーズン終盤の2022年11月に行われたFKイェルブ戦となっている。それでも15歳10ヶ月18日でのデビューを含めローゼンボリの様々な最年少記録を更新するなどクラブ史に残るような快挙であった。
新たな2023年シーズンも出遅れたが2023年5月より合流しており、第6節には首位を独走するボデ/グリムトを相手に初ゴールを奪ったことでクラブ史上最年少得点記録を更新。翌節には勝利から遠ざかり苦戦を強いられていたチームを救うアシストで勝利に貢献するなど、序盤戦からゴールに関与する活躍で今季のブレイクを予感させている。
代表歴
ノルウェーU15/U16/U17と世代別代表の中心選手としてプレーしており、キャプテンマークを着用する試合もあるなど、次世代のリーダーになることにも期待される。
移籍の噂
ローゼンボリとは最初のプロ契約にて2025年12月末までの契約を残している。既にマンチェスター・ユナイテッドは彼を注視していると報じられ、ドイツやオランダ、ベルギーのクラブからも関心が持たれているなど注目の的だ。
プレースタイル
トップ下を主戦場とする彼は、両利きと称して遜色ない技術の持ち主であり、柔らかなボールコントロール能力は天才気質なセンスを感じさせる。細かいタッチとスムーズな体重移動にて軽やかに交わしながらボールを運び、ラストパスにて得点を演出することを得意とするほか、よりボランチの位置でチームにリズムを与える役割をこなすことも可能だ。
また、アグレッシブかつクリーンなボール奪取も度々見せるなど守備のセンスも光る。身長は推定170cm台後半の平均的だが、2022年の負傷離脱期間中にウエイトトレーニングを集中的に取り入れたことで2~3kgの増量を行うなどフィジカル面では現在の方が安定していることを見せている。
小ネタ
11歳の頃に父がCEOを務めるスペアバンク1SMNにて、子供向け銀行カードおよびアプリの広告動画に出演している。