名前 | セルジーニョ・デスト(Sergiño Dest) |
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生年月日 | 2000年11月3日 |
国籍/出身 | アメリカ(アルメレ) |
身長 | 175cm |
ポジション | SB |
所属 | アヤックス |
ブレイクが期待されるアヤックスの新鋭サイドバック
プレー動画
経歴
■ 2000-2019年(幼年期~アヤックス)
オランダ人の母と米軍人の父の間に生まれた彼は、オランダのアルメレで幼年期を過ごしている。2012年まで地元のアルメレ・シティのアカデミーでプレーした後、名門クラブであるアヤックスのユースに引き抜かれることとなった。16歳でアヤックスO17(17歳未満)に昇格し、主力として優勝タイトルを手にするとそのまま、同年齢でO19(19歳未満)に飛び級で昇格。予選ラウンドでデビューを果たし、続くエールディヴィジO19本戦では1試合を除く13試合に出場し、2得点2アシストの成績にて終えている。同シーズンでのリーグ優勝は逃していたが、確固たる地位を確立しており2018-19シーズンの途中からはヨング・アヤックス(リザーブ)でもプレーするまでに成長を果たした。
2019年7月27日、ダレイ・シンクフラーフェンやラスムス・ニッセンの退団に伴い選手層に不安を抱えていたチームの穴を埋めるべく、ヨハン・クライフ・スハール(オランダスーパーカップ)のPSVアイントホーフェン戦にてトップデビューを飾っている。同試合でフル出場を果たして勝利に貢献したことでルーキーながら序列を上げると、エールディヴィジでもスターティングメンバーに定着しつつあるためブレイクも間近な存在だ。
代表歴
オランダの若い世代でプレーしていた彼は当初、アメリカに対する考えなどは持っていなかったという。しかし、2014年に初めて父の故郷であるニューヨークに旅行したことがきっかけとなり、アメリカの血を引いていることに対してナショナリティを感じていた。こうした時にアメリカの世代別代表に関わりの深いデイブ・バン・デン・バーグに見出されるようにしてアメリカU17に初招集。2017年のU-17ワールドカップでもベスト8で敗れたがチームの中心選手として評価を得ており、アメリカ国民からも認められる存在となった。そして2019年9月7日、メキシコとの親善試合にてアメリカA代表デビューも飾るなど、まだオランダに衣替えはできるがアメリカを選択する見込みだ。
移籍の噂
2018年12月10日にアヤックスとのプロ契約を締結し、2021年6月末までの契約期間を残している。
シーズン | 移籍先 | 移籍金 |
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2020-21 | FCバルセロナ | 2100万ユーロ |
プレースタイル
ダニエル・アウベスとマルセロを彷彿とさせるサイドバックと称され、守備的な選手ながらプレーメーカーの一面を持ち合わせるなどウィンガーからコンバートされた選手なだけに攻撃面での素晴らしい強みを手にしている。右サイドバックが主戦場だが、両サイドで遜色なくプレーできる技術力を有している面も評価すべきだ。しかしながら守備的な不安は拭えず、ここでの改善がさらなるステップアップに必要な点だろう。