レキーム・ハーパー

選手紹介
名前レキーム・ハーパー(Rekeem Harper)
生年月日2000年3月8日
国籍/出身イングランドバーミンガム)
身長183cm
ポジションCMF/AMF
所属ウェスト・ブロムウィッチ・アルビオン 

※ラキーム・ハーパー、レケーム・ハーパーなどとも表記される

水面下で評価を上げたイングランドの新たな逸材

プレー動画          

経歴             

■ 2000-2017年(幼年期~WBA)

イングランドの工業都市であるバーミンガムに生まれた彼は、12歳の頃よりウェスト・ブロムウィッチ・アルビオン(WBA)の下部組織に加入しており、多くの時間をWBAのユースセクターで過ごしていた。2016-17シーズンに入り、ウェスト・ブロムウィッチ・アルビオンのU18に昇格した彼は、U18プレミアリーグ(イングランドU18リーグ)の開幕戦となったマンチェスター・シティU18との試合で16歳ながら得点を記録すると、そこからはカテゴリを飛躍してU23でのプレーとなっていた。U23でも中心選手として躍動していた彼は2016年12月のプレミアリーグ第16節のスウォンジー戦でトップチームにベンチ入りを果たすなど有望な若手の一人して位置づけられている。

■ 2017-2018年(WBA~ブラックバーン)

2017年8月、プレミアリーグ2017-18シーズンの開幕節となったボーンマス戦で後半25分からサム・フィールドに代わってトップデビューを飾り、2000年代生まれとしてはクラブ史上2人目の記録となるも、移籍期間の最終日にプロ契約を締結したと同時にブラックバーン・ローヴァーズに貸し出されることが発表された。しかし、ブラックバーンでは思うような出場機会が得られず、半年後の年が明けた2018年よりWBAに戻っており、その後はトップチームには出場せずU23での調整となった。

■ 2018-2019年(WBA)

彼が日の目を見たのは2019年からのことであり、2018-19シーズンの序盤戦こそはトップチームに定着できないでいた。しかし、2019年1月12日のチャンピオンシップ(イングランド2部)第27節 ノリッジ・シティ戦にてフル出場で起用を受けた彼は、そこでのハイパフォーマンスが評価されたことによりその後はレギュラーポジションに近い存在となる。レギュラーシーズンの終盤戦までチームを牽引すると、4位でリーグ戦を終えたことにより昇格プレーオフに進出を果たす。しかし、その昇格プレーオフの相手であるアストン・ヴィラとの1stレグで戦術面の都合により招集外となり、そのまま敗退が決まったことで彼自身も不完全燃焼に終わっている。

代表歴            

イングランドU17を経て、現在はイングランドU19に選出されており、U19欧州選手権予選(2019)を戦っている。

移籍の噂           

彼とウェスト・ブロムウィッチ・アルビオンとの契約期間は2019年6月末までと残り期間が1ヶ月を切っている状況なだけに移籍の噂も報じられている。イングランド国内からはトッテナムとノリッジ・シティから関心を持たれており、またスコットランドのセルティックも彼の獲得に近いポジションにあるとされている。昇格プレーオフでの招集外によって指揮官への不満も少なからずあるであろう彼がよりトップリーグでの挑戦を求めて移籍を決断することも不思議なことではない。

プレースタイル        

ボックス・トゥ・ボックスのミッドフィールダーであり、初期のキャリアではパトリック・ヴィエラに例えられる存在であった。これにはユース時代のコーチがヴィエラを模範にするようにと命じたことにも関係しているも、彼自信は本当の意味では望んでいなかったとされている。そのため守備的な面よりも4-3-3の2列目でプレーする攻撃面が評価を受けているため、実際のプレースタイルはやや異なるはずだ。落ち着き払ったプレーによる高いパス成功率やチームのバランスを取るポジショニングなど非常に優秀な選手だと言えるだろう。

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