パナギオティス・レトソス

選手紹介
名前パナギオティス・レトソス(Panagiotis Retsos)
生年月日1998年8月9日
国籍/出身ギリシャヨハネスブルグ)
身長186cm
ポジションCB/SB
所属バイエル・レバークーゼン 

急激に評価を高めているギリシャの大器

プレー動画          

経歴             

ギリシャ人の両親の下で、南アフリカのヨハネスブルグで生まれた彼は、2004年にはThyella Agiou Dimitriouでプレーをしており、南アフリカで育った期間はわずかだと思われる。2008年よりギリシャのオリンピアコスのアカデミーへ加入をすると着実と成長をしていった彼は、2015-2016年シーズンのギリシャカップ準々決勝1ndレグであるアステラス・トリポリスとの試合にてベンチ入りを果した。続く2ndレグでもベンチ入りとなり、また2週間後のリーグ戦である第23節アトロミトスFCでも招集メンバーを入りをしていたがデビューには至っていない。

そんな彼がブレイクを果たしたのは2016-2017年シーズン。2016年8月25日、ヨーロッパリーグの予選であるFCアロウカとの2ndレグにてデビューをすると、延長までもつれ込んだ試合において120分間のフル出場を果たした。そこから2週間後のギリシャリーグ第3節、ヴェリアFCではリーグ戦でのデビューも飾っている。デビュー後は定期的に出場をする機会も増え、同シーズンのリーグ戦で18試合に出場した。また、ギリシャカップ準々決勝アトロミトスFCとの1ndレグでは、デビュー後1年も経たないがキャプテンマークを着用している。この時の18歳5ヶ月30日でのキャプテンとしての出場はオリンピアコスの歴史における最年少のキャプテンとなった。そんなデビュー1年目で卓越したプレーを見せた彼はギリシャリーグの年間最優秀若手選手にも輝き欧州中の注目を集めている。

そして2017年8月30日、移籍市場の最終日に1750万ユーロというサプライズでドイツのバイエル・レバークーゼンへと移籍をした。彼の獲得レースにはリーグアンのスタッド・レンヌとオリンピック・リヨンも参加していたと伝えられている。こうしてドイツに活躍の場を移した彼は、ブンデスリーガ第4節のSCフライブルクとの試合でブンデスリーガデビューを飾ると、その試合ではクラブのSNSのファン投票によるマン・オブ・ザ・マッチに輝いた。第29節のRBライプツィヒを相手にはプロキャリアでの初となる得点も決めるなど、リーグ戦24試合に出場を果たしている。

しかし、残念なことに2018年8月2日に2018-2019年シーズン向けたトレーニング中に大腿筋を負傷をしており、少なくとも6週間の離脱を余儀なくされた。シーズンのスタートに出遅れる形となっているが、復帰後にはまた素晴らしいパフォーマンスを見せてくれるだろう。

代表歴            

ギリシャの各世代別代表でプレーをしており、いずれも主力としてチームを牽引している。生まれが南アフリカのため、南アフリカをフル代表では選択できる権利もあり、実際に南アフリカの代表監督であるスチュワート・バクスター監督はバファナ・バファナ(南アフリカ代表チームの愛称)への招集を動いていたとも伝えられている。しかし、やはりルーツでもあり多くの時間を過ごしたギリシャを選択した彼は、2017年8月にエストニアとの2018年ワールドカップ予選試合でフル代表デビューを果たした。

移籍の噂           

昨夏に加入したばかりであるレバークーゼンとの契約は2022年夏までとなっている。同世代の注目株の1人でもあるだけに、今後多額の移籍金で取引される可能性は大いに考えられるだろう。 

シーズン移籍先移籍金
2019-20シェフィールド・ユナイテッドon loan
2020-21サンテティエンヌon loan

プレースタイル        

センターバックが本職であるが、サイドバックでも起用されることも多い。まだ若いが、ゲームをコントロールできるインテリジェンスを兼ね備えており、冷静な判断も心強い。186cmという身長も魅力的だ。

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