名前 | オメル・ファルク・ベヤズ(Ömer Faruk Beyaz) |
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生年月日 | 2003年8月29日 |
国籍/出身 | トルコ(イスタンブール) |
身長 | 171cm |
ポジション | AMF |
所属 | フェネルバフチェ |
※オメル・ベヤズ、エメル・ベヤズとも表記される
王座奪還に向けた活躍が期待されるトルコ最高峰の神童
プレー動画
経歴
■2003-2020年(幼年期~フェネルバフチェ)
トルコの中心都市であるイスタンブールに生まれた彼は、フェネルバフチェの下部組織で長年育てられた逸材であり、11歳当時から地元メディアで特集されるほどの神童であったことで知られている。そのため毎年のように彼のプレー集は動画サイト上で見ることが可能であり、彼もまた周囲のプレッシャーに潰されることなくユースカテゴリを順調に駆け上がっていた。
2020年1月のウィンターキャンプ(in アンタルヤ)にてトップチームのトレーニングに帯同すると、2020年6月16日に行われたテュルキエ・クパス(カップ戦)のトラブゾンスポル戦にて16歳でトップデビューを果たしており、2020年7月のシヴァスポル戦では堂々のスターティングメンバーに名を連ね、フェネルバフチェ史上最年少でのスターターとなっている。
また、最終節となるリゼスポル戦では現役最後の試合であったエムレ・ベロゾールが途中交代で退いた際に、彼にキャプテンマークを手渡されるシーンも見られたことで2020/21シーズンのブレイクに期待が寄せられる真の逸材だ。
代表歴
2017年10月に14歳でトルコU15のユニフォームに袖を通すと、そこからはトルコU16~U17にも招集されており、チームの中心的な存在として牽引している。トルコU16としては2019年にメルセデス・ベンツ・エーゲアン・カップの優勝に貢献しており、彼自身も大会最優秀選手賞に輝く活躍を見せた。
移籍の噂
現在に至るまでレアル・マドリード、FCバルセロナ、バイエルン・ミュンヘン、マンチェスター・ユナイテッドといった名だたるビッグクラブからの関心を集めるなど、トルコ国内では類を見ないような存在となっている。2018年当時には関係者から「彼がこのまま20歳まで成長を続けるのであれば、最低2000万ユーロは必要だろう」と評価されるなど、もはや市場価値については推測が難しい。
ただ、現時点での彼は挑戦を急いでおらず前述のエムレ・ベロゾールからの継承や、2013/14シーズン以来の王座奪還に向けてまずはフェネルバフチェで結果を残すことを重点的に置いているため退団の可能性は低い。フェネルバフチェとは2021年6月末までの契約であるが、既に延長交渉は行われているため長期契約を交わすことが予想されている。
プレースタイル
並外れたボールコントロールでNo.10の役割を完璧にこなすジーニアスな選手であり、パス・シュート・ドリブルのどれを切り取っても一級品であるなど、トルコで最高峰の逸材として数えられるのにも納得がいくポテンシャルを持っている。不安視される体格は171cmと小柄ではあるが、重心が安定しているため簡単に倒れない強さを持っており、より肉体的・精神的にプロ仕様に近づくことで彼がヨーロッパでも類を見ない存在になることも夢ではない。