名前 | ヌサイル・マズラウィ(Noussair Mazraoui) |
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生年月日 | 1997年11月14日 |
国籍/出身 | モロッコ(ライデルドルプ) |
身長 | 183cm |
ポジション | RSB/CMF |
所属 | アヤックス・アムステルダム |
※ヌシル・マズラウィとも表記されると思われる。
サイドバックとして不動のポジションを勝ち取った努力家
プレー動画
経歴
オランダのライデルドルプに生まれた彼は、アヤックス・アムステルダムのアカデミーで育っている。2014-2016年の2シーズンはアヤックスU-19でプレーをしており、合計37試合で5アシストの成績を収めている。
2016-2017年シーズンより、ヤング・アヤックスに昇格するとエールステ・ディヴィジ(オランダ2部リーグ)第2節 アルメレ・シティFCでプロデビューを飾ると、第19節 ヘルモント・スポルトを相手には初ゴールを記録した。1シーズンで様々なポジションをこなしており、シーズン中盤は攻撃的な位置でプレーしたことによって、リーグ戦 33試合に出場し6得点6アシストを残している。
2017-2018年シーズン、引き続きヤング・アヤックスでプレーをすることになった彼はチームの要として第6節のSCテルスターとの試合ではキャプテンマークも着用している。そのような活躍が評価されると、シーズン中盤からアヤックスのトップチームに昇格。エールディヴィジ 第21節 NACブレダとの試合でダヴィド・ネレスに代わりトップチームデビューを飾るなど、8試合に出場をした。
2018-2019年シーズン、右サイドバックとしての不動のポジションを確立し、エリック・テン・ハーフ監督の信頼を勝ち取った。2018年10月2日のチャンピオンズリーグ グループE バイエル・ミュンヘンとの試合ではフランク・リベリーとダヴィド・アラバとマッチアップをする中、前半22分に貴重な同点弾を決めチームの勝ち点奪取に貢献をするなど評価を高めている。
代表歴
オランダ生まれのモロッコ系の選手であり、両方の国を選択できる権利を持っていた彼は、世代別代表をモロッコでプレーをしている。2018-2019年シーズンの活躍もあった彼は2018年5月にモロッコのフル代表に招集されることになる。デビューには至らなかったが、オランダ代表監督のロナルド・クーマンも彼に対してオランダ代表として見たいとも語っていたが、結果的に2018年9月のアフリカネイションズカップ予選のマラウイA代表との試合でモロッコ代表としてデビューを飾り、モロッコ代表として歩む道を選択した。モロッコ代表では同世代のアクラフ・ハキミとの右サイドバックの熾烈なポジション争いが予想され、今後のモロッコサッカー界を共に牽引するだろう。
移籍の噂
アヤックスとの契約は2021年6月末までとなっており、彼の代理人はハキム・ツィエクなどの代理人も務めているNakhli Mondialである。具体的な移籍の噂は報じられていないものの、引く手あまたの選手なため、熾烈なレースが繰り広げられそうだ。
プレースタイル
サイドバックながら卓越したテクニックを持つ選手。元々攻撃的な位置でプレーをしていた選手であるため、かなりオフェンシブなプレーを好んでいる。現在は右サイドバックを自身の主戦場としているが、彼が攻撃参加をするとまるでウィンガーが増えたように錯覚するレベルでのプレーを見せてくれる。やや軽率なプレーも目に付き改善が必要だが、それを挽回するだけの活躍を残してくれるのも特徴と言えるだろう。