ニコラス・サイヴァルト

名前 ニコラス・サイヴァルト(Nicolas Seiwald)
生年月日 2001年5月4日
国籍/出身 オーストリアクヒル)
身長 180cm
ポジション CMF
所属 RBザルツブルク

※Seiwaldはザイヴァルト、サイヴァルド、セイワルドとも表記される

ザルツブルクに出現した赤毛のケビン・デ・ブライネ

プレー動画          

経歴             

■2001-2021年(幼年期~RBザルツブルク)

ザルツブルク州(オーストリア)のドイツとの国境に面したクヒル。7300人ほどが人々が暮らす小さなマーケットタウンであり、映画の舞台ともなった美しい街並みが広がるこの地にて彼は生まれ育っている。レッドブル社がFCザルツブルクを買収してから約4年後となる2009年、レッドブル・ザルツブルクとなったクラブのアカデミーにて8歳からキャリアをスタート。U9から始まった彼の経歴はそこから全てのユースセクターを通過している。

レッドブル系列のフットボール・アカデミーが導入している『SoccerBot 360』では、360度をアニメーション映像で囲まれたトレーニングにおいて、誰もが認めるようなハイスコアを継続的に記録するなど、赤毛が輝く彼の姿は幼い頃から目立っていた。U12~U18までのタイトルがオーストリアサッカー協会のWebサイトにも記録されるように、数々のタイトルを手にしてきた彼は2018/19シーズンの後半戦頃からサテライトクラブであるFCリーフェリングに参加している。

2019年5月の2.リーガ(オーストリア2部)第28節のWSGヴァッテンス戦にてシニアデビューを飾り、初年度は3試合に出場。続く2019/20シーズンではFCリーフェリングでもポジションを確立したことで、2部リーグの23試合で3得点4アシストの好成績を収めると、そのかたわらでプレーしていたUEFAユースリーグ(U19)ではクラブのベスト4の成績に大きく貢献する活躍も見せていた。

2020年の初めにはカタールで実施されたトップチームキャンプに帯同し、2020年5月に通っていたクリスチャン・ドップラー・ギムナジウム(高校相当)のマトゥーラ試験=卒業試験を実施。新たな2020/21シーズンはCOVID-19の影響で遅れるも、2020年11月に行われたオーストリア・ブンデスリーガ(オーストリア1部)第8節のSKシュトゥルム・グラーツ戦にてトップデビューを飾り、同シーズンの前半はFCリーフェリング、後半戦はレッドブル・ザルツブルク(TOP)にて彼の姿はあった。結果的にトップチームでは18試合(590分)に出場し、2アシストの成績を残している。

2021/22シーズンに入ると、昨季後半からの評価にて開幕戦から3センターの1人として抜擢。2021年9月にはセビージャFC(スペイン)との試合にてUEFAチャンピオンズリーグ本戦での初出場も飾るなど、瞬く間にチームに欠かせない存在となっているところだ。

代表歴            

2015年10月に14歳でオーストリアU15としてプレーすると、現在に至るまでオーストリアの世代別代表には継続的に選出されている。2021年3月からはオーストリアU21に舞台を移しており、U21欧州選手権にてチームを牽引。フル代表に招集されるのも時間の問題だろう。

移籍の噂           

現時点で具体的な移籍の噂は報じられておらず、レッドブル・ザルツブルクとは2024年6月末までの長期契約が残されている。チャンピオンズリーグなどでのパフォーマンスから市場価値がうなぎのぼりな傾向にあるため、これまでに羽ばたいた選手らと同様に主要リーグからのアプローチも増えていくことだろう。同じくレッドブル・グループのRBライプツィヒ(ドイツ)は優先的に才能を確保できるはずだ。

プレースタイル        

右利きの彼はレッドブル・ザルツブルクにおいては3センターの左右、世代別代表ではインサイドハーフを担うことの多いミッドフィールダーだ。スタイルを簡単に表現すると『パワフルかつ優雅』であり、ディフェンス面では球際の強さが光る対応で攻撃をシャットアウトするが、一度ボールを持てばクリエイティブな存在に切り替わり、軽やかなボールタッチでいとも簡単にエリア内に侵入。密集地帯でも余裕を感じさせる姿で一人だけ違う空間にいるような異質さを見せ、予想を裏切るタイミングやコースへのシュートで決定的な仕事もやってのける。

直接フリーキックも蹴ることがあるように、キックの質も素晴らしく綺麗な放物線を描いたパスや一瞬のスペースを見逃さないキラーパスなども得意とする。それを左右両方の足で実行することが出来るのも強みだ。類似性を感じさせるケビン・デ・ブライネからインスピレーションを得ているのも納得できるだろう。