ニコ・セラーノ

名前 ニコ・セラーノ(Nico Serrano)
生年月日 2003年3月5日
国籍/出身 スペインパンプローナ)
身長 178cm
ポジション LWG/AMF
所属 アスレティック・ビルバオ

高品質の左足で魅了するレサマ産の新たな逸材

プレー動画          

経歴             

■2003-2018年(幼年期~CDロダ)

「ニコラス・セラーノ・ガルデアノ」というフルネームを持つ彼は、スペイン・ナバーラ州のパンプローナにて誕生している。母親の姓であるガルデアノ家には、叔母のマイテ・ガルデアノと従兄弟のソフィア・スエスクンという二人の著名人がおり、彼女らはスペイン国内の人気番組『Gran Hermano』で母娘対決を繰り広げたことで知られるようになっていた。

話をニコ・セラーノに戻すと、彼はC.D.パンプローナにてサッカーを始めながら基本技術を学んでおり、カレジオ・イラビア(小学校)に在籍していた頃には、学校対抗のトーナメントと並行して開催された個人スキル競技に出場。リフティング部門に出場すると、2014年度の大会では1学年上のロベルト・ナバーロが持っていた記録を507回で上回り優勝、続く2015年度では、予選で1,664回という驚異的な記録を叩き出し周囲を驚かせると、決勝戦ではそれをも上回る3,059回で連覇を果たすなど当時から並外れたボールタッチを持っていることは明らかであったという。

こうした背景もありCAオサスナの管轄下に置かれていた彼であったが、小学校を卒業するタイミング(2015年)で契約を交わしたのはCAオサスナではなくビジャレアルCFであった。地元紙であるディアリオ・デ・ナバーラはビジャレアルCFのクラブ会長であるフェルナンド・ロイグを批判しており、ビジャレアルの正当な獲得でありながらもトレーニング契約を結んでいない彼の引き抜きを嘆いている。

ビジャレアルCFの在籍時には、育成の提携クラブであるCDロダにも登録されながら昇格を繰り返しており、近い年代のヘルマン・バレラジェレミ・ピノらと共にプレー。2017/18シーズンは14歳ながらCDロダのカデテ(U15~U16)にも登録されるほどの評価を得ていた彼に、新たなクラブが忍び寄っていた。それがアスレティック・ビルバオだ。バスク地方の少年が夢見るクラブの誘いを断ることはできず、2018年夏に加入しているのだが、ビジャレアルCFは同時期にヘルマン・バレラをアトレティコ・マドリードに引き抜かれるなど、スペイン国内で行われる才能の奪い合いに彼もまた巻き込まれている。

 
 
 
 
 
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■2018-2021年(アスレティック)

アスレティック・ビルバオでの初年度となる2018/19シーズンは、カデテA(U16)とフベニルB(U18)から始まっていたが、シーズン終盤にはフベニルA(U19)でのデビューを飾っており、そこでいきなり2得点を奪う活躍で来季からの昇格を手にしている。2019/20シーズンには16歳ながらフベニルAで19試合14得点を記録すると、2020年7月にはセグンダ・ディビシオン(スペイン2部)の昇格をかけたCDバダホス戦にてビルバオ・アスレティック(リザーブ)でのシニアデビューを達成した。

通常であれば提携クラブであるCDバスコニアにて、Cチーム相当のカテゴリに組み込まれるものであったが、2000年カテゴリのウナイ・ベンセドルオイサン・サンセト以来となるビルバオ・アスレティックへの直接昇格のチケットを手にしている。2020/21シーズンには17歳という飛び級ながらもセグンダ・ディビシオンの24試合に出場。そこで3得点5アシストと結果も伴う活躍でチームを牽引しており、新たな2021/22シーズンにはトップチームでのデビューも控えるまでに成長した。

代表歴            

2019年4月からスペインU16を始めとする世代別代表に招集されており、COVID-19の影響でコンペティションそのものが開催されないこともあったが、スペインU17~U18を16歳で既に経験している。2021年9月にはスペインU19でもデビューを飾っており、新たな門出となるメキシコU19との親善試合では得点を記録した。

移籍の噂           

具体的な移籍の噂は報じられておらず、アスレティック・ビルバオとは2024年6月末までの契約を残しているため、当面はトップデビューと定着を目指すことになるだろう。

プレースタイル        

左利きの彼は主戦場を左ウィングとしながらも、ポジショニングはややインサイド寄りにてプレーすることの多い選手だ。非凡なスピードは持っているがスプリントで勝負をかけるタイプではなく、サイドバックの駆け上がりをインサイドで待ちながら、チャンスメイクを行う動きも得意とする。左足から放たれるパス・クロスは一級品であり、ピンポイントで合わせる技術やハーフウェーラインから直接ゴールを決めるなど高い精度を誇る。連動性のあるプレッシングや得点力も持ち合わせているため、今後はウィンガーとしてだけではなく、インサイドハーフやセカンドストライカーのような起用法も見いだされるだろう。