ニコ・メラメド

選手紹介
名前ニコ・メラメド(Nico Melamed)
生年月日2001年4月11日
国籍/出身スペインカステイダフェルス)
身長173cm
ポジションAMF/SMF
所属RCDエスパニョール

争奪戦が繰り広げられるエスパニョールの至宝

プレー動画          

経歴             

■2001-2020年(幼年期~エスパニョール)

”ニコ”の愛称で親しまれる彼はスペイン・バルセロナの南西20kmに位置するカステイダフェルスに生まれており、母方の祖父であるフェリペ・リバウド氏はエストゥディアンテスでも活躍したプロサッカー選手であるなど優れた血筋の家系にて育っている。4歳の頃よりCFガヴァにてキャリアを始めており、6歳からはカン・トラバルに引っ越したことを機にヴィラフランカにあるCFフリスト・ストイチコフでもプレーをしていた。その後はアスレティック・ヴィラフランカ、FCバルセロナ・スクール、UEコルネジャを転々としながら、2013年より現在のRCDエスパニョールの下部組織に入団している。

順調にエスパニョールの下部組織を通過すると、2019年2月にはセグンダ・ディビシオンB(スペイン3部)第25節のSDエヘア戦でリザーブチームでのデビューを飾っており、第36節の古巣となるUEコルネリャ戦では初ゴールを記録するなどわずか16歳~17歳で12試合に出場し2得点を記録した。これらの活躍から2019年4月29日にエスパニョールとプロ契約を締結し、2019/2020シーズンからの正式なエスパニョールB(リザーブ)への昇格を果たしている。新たなリーグ戦が開幕する前の2019年8月15日には、UEFAヨーロッパリーグの予選3回戦となるスイスのFCルツェルン戦にて後半11分からの途中出場にてトップデビューを飾り、エスパニョールの歴史において最初の21世紀生まれの選手となった。その後はトップチームでの出場はないもの、セグンダ・ディビシオンBでは第28節を終えた時点で27試合7得点の好成績を収めており、18歳ながらリザーブチームの中心選手として活躍中だ。

代表歴            

2020年1月にサンティ・デニアが率いるスペインU19にてデビューを飾っている。

移籍の噂           

2020年3月にはレアル・マドリードやFCバルセロナの国内クラブの他、チェルシー、バイエルン・ミュンヘンなど国外のビッグクラブからの争奪戦が繰り広げられていると報じられている。現行の契約期間は2023年6月までとなっているが、彼のバイアウト条項が800万ユーロに設定されていることからも彼を安価で獲得できるとして注目を集める結果となった。ただ、トップチームに定着していない状況であることや、さらなるビッグクラブへの移籍は出場機会が限られてしまう要因となるため慎重な判断が必要だろう。

プレースタイル        

173cmの小さなアタッカーであり、攻撃的なミッドフィールダーを本職としながらサイドハーフとしても起用されるなど広域なスタイルを持っている。持ち前のドリブルスキルは限られた狭いスペースでも快適にプレーし、1vs1の場面でも物怖じしない仕掛けで翻弄するなど大きな武器となるはずだ。まだまだトップチームの舞台で経験を積んでいく必要はありながらも、短期間で適応するであろうポテンシャルは評価すべきだ。

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