名前 | ムサ・ジェネポ(Moussa Djenepo) |
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生年月日 | 1998年6月15日 |
国籍/出身 | マリ(バマコ) |
身長 | 177cm |
ポジション | LWG |
所属 | スタンダール・リエージュ → サウサンプトン |
マリの年間最優秀選手に輝いた快速ウィンガー
プレー動画
経歴
■ 1998-2018年(幼年期~スタンダール・リエージュ)
マリ共和国の首都、バマコに生まれた彼はイェーレン・オリンピック(Yeelen Olympique)で輩出された逸材だ。このイェーレン・オリンピックは、セビージャのレジェンドであり、マリ代表としても活躍したフレデリック・カヌーテが2003年にバマコで立ち上げた施設であり、10歳から20歳までの若者にハイレベルのサッカーと勉強の両立を目的とするものであった。そんなイェーレン・オリンピックでも有数の逸材として数えられていた彼は、2017年1月に買取付きのローン移籍(半年間)でスタンダール・リエージュに加入し、欧州での挑戦権を勝ち取ると、公式戦での出場はなかったがシーズン終了後の2017年5月30日、スタンダール・リエージュが買取条項を駆使して正式に加入を果たした。2017年8月27日、17-18シーズン ジュピラーリーグ第5節 クラブ・ブルージュ戦で後半ロスタイムからデビューを飾ると、レギュラーシーズン最終節のKVオーステンデ戦ではプロ初ゴールを記録した。また、同シーズンは国内カップの優勝を経験している。
■2018-2019年(スタンダール・リエージュ)
昨シーズン、22試合の出場ながらプレー時間は175分と2試合分の出場時間にも満たしていない彼だったが、 18-19シーズンは一気にチームに欠かせない存在として地位を確立。開幕戦のKAAヘント戦でいきなり開幕ゴールを決め勝利に貢献すると、中断期間を挟むまで2018年はリーグ戦20試合で5得点3アシスト、またヨーロッパリーグではグループラウンドで5試合に出場し3得点を記録した。これらの活躍から2018年のマリ年間最優秀選手に選ばれるなど勢いが止まらない。
代表歴
マリU20を経て、2017年10月のFIFAワールドカップ アフリカ予選に臨むマリ代表に招集され、コートジボワール戦で代表デビュー。また2018年3月には日本代表の親善試合に出場し1アシストを記録した。現在はアフリカネーションズカップ予選でプレーしており、今後のマリ代表を担う存在として注目を集めている。
移籍の噂
スタンダール・リエージュとの契約期間は明かされていないが、彼に対してはイタリアのACミランが関心を持っていると伝えられている。ミランとしてはライプツィヒへの移籍が噂されるハカン・チャルハノールの後釜として獲得したい意向だ。
プレースタイル
ファールでしか止めることが不可能のような高速ドリブルを武器とする根っからのウィンガーだ。高速シザーズで相手を翻弄し、スタンダール・リエージュの攻撃の核となっている彼が今後スターになるのも時間の問題だろう。速い、速すぎる。