名前 | マトコ・ミルヘビッチ(Matko Miljevic) |
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生年月日 | 2001年5月9日 |
国籍/出身 | アルゼンチン(マイアミ) |
身長 | 170cm |
ポジション | AMF |
所属 | アルヘンティノス |
※マトコ・ミルジェビッチ、マッコ・ミルヘヴィッチとも表記されるだろう
アメリカ生まれでクロアチアの血統を持つ異質な新鋭
プレー動画
経歴
■ 2001-2019年(幼年期~アルヘンティノス)
1998年から2002年にかけて、アルゼンチンは深刻な経済危機に陥っていた。こうしたアルゼンチン国内の背景があったことから両親はアメリカに移住することを決断していたため、彼はフロリダ州のマイアミにて生まれている。少しばかり経済危機を乗り越えたアルゼンチンに戻ってくると、ラヌースにある近所クラブでサッカーを始めたという。4歳~5歳でサッカーを始めると、彼の評判を聞きつけたボカ・ジュニアーズのスカウト(バティスタ氏)によって9歳の頃よりセネイセス(ボカ・ジュニアーズの愛称)の一員となった。
しかし、ボカ・ジュニアーズでのプレー時期は短く、程なくして現在のアルヘンティノス・ジュニアーズの下部組織へと移行した。アルヘンティノスの下部組織で着実に成長を遂げた彼は、2018/2019年シーズンのスーペルリーガ・アルヘンティーナ(アルゼンチン1部)第12節 CAティグレ戦にてトップチームでの初のベンチ入りを果たしている。2019年5月にはコパ・スダメリカーナの2回戦、デポルテス・トリマ(コロンビア)戦にてトップデビュー。2019/2020年シーズンはチームに変化を与える存在として重宝されており、第5節のヒムナシア・ラ・プラタ戦では値千金の決勝ゴールを記録するなどブレイクの兆しを見せている。
代表歴
アメリカで生まれたことから、U-16世代ではアメリカ代表としてプレーした経歴を持っている。その後は世代別代表としての活動も影を潜めていたが、2019年8月のアルクディア国際ユーストーナメントにてアルゼンチンU-20に招集を受けて出場をしている。彼はアルゼンチンとアメリカの他にも、現ボスニア・ヘルツェゴヴィナにあるバニャ・ルカ出身の祖父を通じてクロアチアのパスポートも申請する動きを見せているため、将来的には3カ国間での選択権を持つことになりそうだ。
移籍の噂
アルヘンティノス・ジュニアーズとは2021年6月末までの契約を残している。具体的な噂は報じられていないが、クロアチア・サッカー協会は彼がクロアチアを代表として選択する際には、クロアチア国内のクラブとの密接な関係を約束すると連絡を受けているため、どのような動きを見せるのかは未知数だろう。
プレースタイル
アルヘンティノス・ジュニアーズが輩出した選手であるアレクシス・マック・アリスターをモデルにしており、知的な選手であることを尊敬しているそうだ。アイドルはロナウジーニョであり、彼と同じ攻撃的なポジションを主戦場としている。優れたテクニックと推進力が魅力的であり、チームに変化を与えられるような存在だ。サッカーを始めた当初は5番としてプレーしていたが、叔父のアドバイスにより現在のポジションでの活路を見出した過去を持っている。