名前 | マルキーニョス(Marquinhos) |
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生年月日 | 2003年4月7日 |
国籍/出身 | ブラジル(ジャルジン・コロンボ) |
身長 | 175cm |
ポジション | WG |
所属 | サンパウロFC |
スタジアムの近くで生まれ育ったサンパウロの新星
プレー動画
経歴
■2003-2022年(幼年期~サンパウロFC)
マーカス・ヴィニシウス・オリヴェイラ・アレンカールことマルキーニョスと呼ばれる彼は、ブラジル南東部に位置するサンパウロ州のジャルジン・コロンボにて誕生している。このジャルジン・コロンボはサンパウロFCのホームスタジアムである『エスタジオ・ド・モルンビー』から2km圏内にあるエリアであり、サッカーが身近な存在出会った彼もまたCDCペケニーニョス・ド・ジョッキーにてキャリアをスタートさせた。
ペケニーニョス・ド・ジョッキーはゼ・ロベルトやジュリオ・バチスタなど多くのプロ選手を輩出したことで知られるコミュニティクラブであり、かねてから提携しているサンパウロFCの目に留まったことで8歳よりトリコロール(サンパウロFCの愛称)の一員となっている。サンパウロでの加入当時は彼の年齢に合ったカテゴリは設けられていなかったことで、11歳~12歳の少年たちと一緒の練習に参加しているが、そこでも目立つような存在だったという。こうして13歳になった頃には正式にユース選手として宿舎に入所している。
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サンパウロFCではU13カテゴリの34試合で25得点、U15カテゴリを46試合で28得点と目立った成績にて通過しているが、U17カテゴリでプレーしていた2019年シーズンの終盤にて膝の靭帯損傷を負ってしまい、そこからの約10ヶ月近くをリハビリに費やしている。それでも復帰後の2020年シーズンには17歳ながらU17~U20までの異なるカテゴリ間でのプレーが始まり、翌年の2021年7月10日に行われたカンピオナート・ブラジレイロ・セリエA(ブラジル1部)のバイーア戦にてトップデビューを達成。その11日後にはコパ・リベルタドーレスのラシン・クラブ(アルゼンチン)を相手に同大会におけるクラブ史上最年少での得点を記録するなど返り咲いている。
2021年シーズンはトップチームの24試合に出場しながら経験を重ね、2022年シーズンでも定期的に出場時間を与えられるといった待遇でさらなる成長に期待が集まっているところだ。
代表歴
2019年3月に15歳ながらU17南米選手権2019に向けたブラジルU17に選ばれると、そのまま同大会の3試合に出場。その他にはブラジルU16としても活動した。
移籍の噂
サンパウロFCとは2024年5月末までの契約を結んでおり、具体的なクラブ名については不透明な部分もあるが、ヨーロッパの主要クラブからの関心も水面下で集めているだろう。彼の代理人グループはヴィニシウス・ジュニオールやガブリエウ・マルティネッリを管理しているTFMエージェンシーであるため、ヨーロッパへの挑戦も安心して考えることができるだろう。
プレースタイル
左足に絶大な信頼を置いているウィンガーであり、右サイドで大きく開いてプレーすることを好んでいる。重心の安定した軽快なドリブルが特徴的であり、カットインからのシュートや狭いスペースでも苦としない技術力で攻撃を牽引する。一方でストライカーさながらの動き出しで決定機に絡む能力にも優れているため、サイドだけでなく中央でも活きるだろう。
トップチームに定着する前には異なるカテゴリ間を行き来することで、指揮官や対戦相手の違いにて多くの情報が入ってくる状況でも、毎試合ごとに切り替えながら役割を遂行できる戦術理解力にも長けている。以前に負った膝の靭帯損傷の経験から自身のフィジカルを様々なテクノロジーで考察することも代理人によって行われるなど、その成果が現在の175cm/76kgのプロフィールにも表れた。