名前 | マルコ・ティリオ(Marco Tilio) |
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生年月日 | 2001年8月23日 |
国籍/出身 | オーストラリア(ハーストヴィル) |
身長 | 170cm |
ポジション | WG |
所属 | メルボルン・シティ |
CFGへの加入を選んだオーストラリアの小さな魔術師
プレー動画🇦🇺マルコ・ティリオ(2001)(LW / RW / 10)は
💎スーパータレントを強調しています。pic.twitter.com/vguAakLkRB
— AussieScout(@scout_aussie)2021年6月27日
🇦🇺マルコ・ティリオ(2001)(LW / RW / 10)は
💎スーパータレントを強調しています。pic.twitter.com/vguAakLkRB
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経歴
■2001-2020年(幼年期~シドニーFC)
オーストラリア大陸の東海岸に面したニューサウスウェールズ州。同州最大の都市であるシドニーから南に16kmに位置するハーストビルにて彼は誕生した。6歳でボールを蹴り始めると、フットサルとサッカーの両方でプレーするような少年時代であった。サッカーの基本技術を学んだのはクリスタル・パレスなどでプレー経験のあるニック・リゾのアカデミーであり、そこでは5年間の指導を受けている。
一方のフットサルではエンフィールド・ローヴァーズに所属しながら1~2歳上のカテゴリとなるU12~U14リーグで得点を量産。2015年10月にはシドニーFCのユースアカデミー創設に伴う1期生として入団しながら、2016年11月にはニューサウスウェールズ州で最高峰のリーグであるNSWフットサル・プレミアリーグに出場している。
シドニーFCのユースでは2018年にライジングスター賞に選出されると、2019年5月に行われたAFCチャンピオンズリーグの川崎フロンターレ戦にて17歳でのトップデビューを達成。翌2019/20シーズンはトップチームにも参加しながら、Aリーグ(オーストラリア1部)でのデビュー戦となったセントラル・コースト戦では、わずか数分間で1得点1アシストの活躍を見せるなど才能が知れ渡っていた。この他、Yリーグ(現:Aリーグユース)でもトップスコアラーとしてタイトル獲得に大きく貢献している。
■2020-2022年(メルボルン・シティ)
2020/21シーズンはシドニーFCで本格的にプレーすると思われていたが、契約延長のオファーを拒否する形でクラブから離れており、2020年9月に同リーグのメルボルン・シティへの移籍が発表された。メルボルン・シティでは2021年1月のアデレード・ユナイテッド戦でお披露目となり、序盤はチームに馴染むことを意識しながら中盤戦以降からは実力を発揮。
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レギュラーシーズンを首位で終えながら、ファイナルシリーズでは準決勝のマッカーサーFCで1得点1アシストに奪い、決勝戦となる古巣のシドニーFCを相手にはフル出場で優勝に貢献するなど初年度からビッグタイトルを手にしている(シーズンでは21試合で2得点5アシストの成績)。
2021年11月から開幕したAリーグ2021/22では、出場時間の波がありながらも調子の良さを度々見せており、ここまでの16試合で2得点6アシストという出場時間(856分)に対する得点関与率としては十分な結果を残しているところだ。
代表歴
オーストラリアの世代別代表では2019年8月に開催されたAFF U18ユースチャンピオンシップにてキャリアが始まり、公式戦デビューとなった開催国のベトナムを相手にハットトリックを奪うなど彼自身も驚きの結果からスタートした。
2021年7月には東京オリンピックに向けたオーストラリアU24にサプライズ招集を受けており、初戦のアルゼンチンU24戦では後半途中出場からの得点で勝利に貢献。その後、スペインとエジプトに敗れたことでグループラウンド敗退となったが貴重な経験を19歳にして経験している。
2022年1月にはアジア最終予選に向けたオーストラリアのフル代表に初選出され、同月のベトナム戦にてフル代表デビューも飾るなど、同世代では頭一つ抜きん出た存在となっている。
移籍の噂
メルボルン・シティとは2024年6月末までの契約を交わしているが、近い将来にはヨーロッパに渡ることも考えられるだろう。メルボルン・シティを選んだ理由としてそこには触れていないが、シティ・フットボール・グループの1つであることからもマンチェスター・シティから追跡されていることは間違いない。
プレースタイル
ウィングや1.5列目を主戦場とするアタッカーであり、自身のスタイルをクリエイティブかつエキサイティングだと表現している。左利きとされているが、両足を高いクオリティにて扱うことができ、優れたキープ力からゴールとアシストの両方に関与するような特徴を見せている。フィジカルの面では170cm(それより低い可能性もある)と不安要素があるが、フットサルで培った抜群のテクニックや抜群のスピードを駆使して戦っていくことだろう。