名前 | リリム・カストラティ(Lirim Kastrati) |
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生年月日 | 1999年1月16日 |
国籍/出身 | コソボ(カメニツァ) |
身長 | 176cm |
ポジション | WG |
所属 | NKロコモティヴァ・ザグレブ |
祖国コソボのためにプレーをすることを決意したライジングスター
プレー動画
経歴
1999-2018年(幼年期~NKロコモティヴァ・ザグレブ)
ボローニャに所属のリリム・カストラティとは同名となるが別人。彼は旧ユーゴスラビア時代のカメニツァにて生まれ、KFキカにて育っている。今でも自身の原点とも言えるキカとは積極的に交流をしており、子どもたちにとっても彼がヒーローだ。2014年からはアルバニアのシュケンディヤ・ティラナのユースでプレーをすると、約3年間をそこで過ごし、2017年2月にクロアチアの “NKロコモティヴァ・ザグレブ” との契約を交わした。2018年2月17日の1.HNL(クロアチア1部リーグ)第22節 NKイストラ1961戦にてプロデビューを飾ると、デビューから2戦目のディナモ・ザグレブ戦では2得点1アシストと獅子奮迅の活躍を収め、ザグレブダービーでの歴史的な大勝に貢献を果たした。
2018-2019年(NKロコティヴァ・ザグレブ)
18-19シーズン、開幕戦からアシストを記録し弾みをつけると、第7節のNKスラヴェン・ベルポ戦ではプロキャリアで初のハットトリックを記録している。その第7節から第10節にかけては4試合連続得点を記録するなど、第18節を消化した時点で17試合7得点というクロアチアリーグでも指折りの逸材として評価を上げた。
代表歴
コソボのU-19、U-20で2017年よりプレーをしていた彼は、フル代表のキャリアをどの国で歩むかに非常に悩んでいた。2018年9月には、アルバニアサッカー連盟(AFF)とコソボサッカー連盟(FFK)が彼との話し合いの場を設けたが、そこでは何も決まらなかったという。それどころか、一転してクロアチア代表としてプレーしたいとも語っており、市民権を得るまでの3年間を待つことさえ視野に入れていた。しかし、結果的に2018年10月のUEFAネーションズリーグD マルタ代表との試合でコソボのフル代表デビューを飾り、コソボの代表として戦うことを選択している。
移籍の噂
ロコモティヴァ・ザグレブとは2023年6末までの長期契約を交わしているため迂闊には手が出せないが、将来的な売却は既定路線だろう。契約の中には彼の原点であるKFキカにも、移籍金が発生した際に一定の金額が支払われることもあり、経済的な困難を極めているクラブへの恩返しもしたいはずだ。2018年7月にはトラブゾンスポルが対戦相手である彼に一目惚れし、引き続きスカウティングを続けることも報じられている。
シーズン | 移籍先 | 移籍金 |
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2019-20 | ディナモ・ザグレブ | 200万ユーロ |
2019-20 | NKロコモティヴァ | on loan |
プレースタイル
彼の最も特出した武器はその爆発的なスピードだ。ウィンガーながら得点力も備えているなど一貫して攻撃的な選手と言えるだろう。裏への抜け出しからの冷静なフィニッシュはもはやストライカーの粋に達し、スター選手としてのポテンシャルを大いに感じさせる選手となっている。