名前 | ジャスティン・クライファート(Justin Kluivert) |
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生年月日 | 1999年5月5日 |
国籍/出身 | オランダ(ザーンダム) |
身長 | 171cm |
ポジション | LWG |
所属 | ASローマ |
父の才能を引き継いだオランダの新たな快速ウィンガー
プレー動画
経歴
名前から伝わるように、オランダのレジェンドであるパトリック・クライファートとの息子。彼の兄弟にはクインシー(兄)とルーベン(弟)、シェイン(弟)がいるが、彼は次男坊としてアムステルダムのザーンダムにて生を受けている。2007年からアヤックスのアカデミーでプレーをしており、周囲の期待と同様に順調に成長をし、2016年4月に16歳にてアヤックスとの最初のプロ契約を交わした。
プロとして最初のシーズンとなった2016-2017年シーズンでは、ヤング・アヤックスの一員として当初はプレーをしており、2016年9月にエールステ・ディヴィジ(オランダ2部リーグ)第7節のMVVマーストリヒトとの試合にてプロデビューを果たした。第17節のSCカンブールの試合にてプロ初ゴールを挙げるなどヤング・アヤックスでは8試合2得点3アシストの成績となっている。そんな中、トップチームへも招集をされておりエールディヴィジ第18節PECズヴォレとの試合においてアミン・ユネスに代わりトップデビューを果たした。第27節のSBVエクセルシオールを相手にはトップでの初得点も記録している。またデビューイヤーながらヨーロッパリーグの舞台も経験しており、決勝に進んだチームと共に経験を積んでいる。
2017-2018年シーズンに入ると、開幕戦からチームの主力と定着をしておいるが、リーグ戦10試合を終えた時点でノーゴールと中々結果が表れなかった。しかし、第13節のローダJCとの試合においてシーズン初ゴールを含むハットトリックを挙げ、これまでの鬱憤を晴らすかのような活躍をする。余談だが、父パトリックがエールディヴィジにおいてハットトリックを記録したことはなく、父がなし得なかった記録を一つ超えてみせた。この試合以降も点を取り続け、結果的に同シーズンを36試合11得点5アシストの成績で終えた。
シーズンを終えた彼は、来季のアヤックスにおける新エースとしての活躍が期待がされており、自身も2月には「まだ数年間はアヤックスに残って、クラブに多額の金額を落としたい」と語るなど忠誠心が高いものだと思われた。しかし、5月に入ると事態は一転し、アヤックスとの契約延長に同意をしなかった。一部の報道では年間150万ユーロのサラリーと、移籍金の約40%を要求する契約を望んでいたと報じられており、ロナルド・デ・ブールが「短期間であまりにも態度が変わった」と若い19歳に対して批判をしている。本人はクラブの指揮官交代の多さに対しての、自身の起用が確証されないのではと感じたことからの移籍希望だったと言う。
こうしたことがありながら、2018年6月12日にイタリアのASローマへ移籍金1725万ユーロで移籍をした。彼の性格や物言いに不安視をする声も大きいが、移籍先のローマではアヤックス時代のチームメイトである闘病中のアブドゥルハーク・ヌーリの背番号「34」を着用するなど、良い意味でも悪い意味でも自分に愚直なだけだ。これからローマに適応することが期待される。
代表歴
オランダU-15を始め、各世代別代表に招集され続けている。 2018年3月に行なわれるイングランドとポルトガルの親善試合でA代表に招集をされると、ポルトガルとの試合においてA代表デビューを飾った。
移籍の噂
ASローマとの契約は2023年夏までとなっているが、前述の出来事に代表されるようにクラブとの確執を生みやすい性格のため、移籍の噂も度々起きることが予想される。
シーズン | 移籍先 | 移籍金 |
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2020-21 | RBライプツィヒ | on loan |
プレースタイル
父は本格派のセンターフォワードであるが、彼はそれよりもワイドな位置でプレーするウィンガーだ。父譲りのサッカーセンスを武器に相手を翻弄し、左サイドで交わしてから中に切り込んでのシュートは一級品だ。またゴールへの嗅覚も引き継いでおり、ハイブリッドな選手になる可能性が記載される。