名前 | ヨシャ・ヴァグノマン(Josha Vagnoman) |
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生年月日 | 2000年12月11日 |
国籍/出身 | ドイツ( ハンブルク) |
身長 | 186cm |
ポジション | SB |
所属 | ハンブルガーSV |
※ヨシュア・ヴァグノマンとも表記される
高いポテンシャルを秘めたハンブルガーの新鋭
プレー動画
経歴
■ 2000-2018年(幼年期~ハンブルガーSV)
彼の父はコートジボワール人のカラブエ・ヴァグノマンであり、ドイツ人の母親との間にドイツ北部のハンブルクにて生まれている。地元のフメルスビュテラーSVにてサッカーを始めると、2010年より現在のハンブルガーSVに加入。ハンブルガーSVでは全てのユースセクターを経験し、2016-17シーズンよりハンブルガーSVのU17チームに昇格すると、B-ユニオーレン・ブンデスリーガ(ドイツのU17リーグ)ではレギュラーとして26試合に出場、守備的なポジションながら9得点を記録した。また同シーズンの終盤にはA-ユニオーレン・ブンデスリーガ(ドイツのU19リーグ)に所属するU19チームにおけるデビューも飾るなど充実したものとなった。
2017-18シーズンからはU19に昇格することが決まり、そんなU19においてもチームに欠かせない存在として18試合1得点4アシストの成績を収めている。2018年2月上旬からはトップチームに帯同するようになると、2018年3月10日に行なわれたブンデスリーガ(ドイツ1部)第26節のバイエルン・ミュンヘン戦にて後半25分からデビュー。チームはリーグ王者の前に6失点にて大敗を喫するも彼としては大きな経験だったことだろう。同試合における17歳2ヶ月27日での出場は同シーズンまで2部リーグへの降格経験がなかったクラブ史上において、最年少デビュー記録として刻まれた。
■ 2018-2019年(ハンブルガーSV)
2018-19シーズンの開幕前にハンブルガーSVとの最初のプロ契約を交わし、クラブ史上初めての降格を経験したチームを救う存在として注目を集めていたが、中々思うような活躍を残すことができなかったシーズンとなっている。レギオナルリーガ(ドイツ4部)に所属するハンブルガーSVⅡ(リザーブ)での調整をしながら、負傷の影響もありトップチームでは11試合の出場に留まった。
代表歴
彼の世代別代表としてのキャリアは、2017年10月にU-17ワールドカップへの招集メンバーに名を連ねていたキリアン・ルートヴィヒの負傷による追加招集から始まっている。追加招集メンバーながらU-17ワールドカップにおいて準々決勝までの3試合に出場し、事前の評価よりも高い評価を得ている。2018年からはドイツU18・U19と立て続けに招集を受けており、今後も常連となる見通しだ。
移籍の噂
彼に対してはプロデビュー前に争奪戦が繰り広げられており、具体的にイングランドからはチェルシー、アーセナル、マンチェスター・シティなどが獲得に乗り出し、国内からもバイエルン・ミュンヘンが興味を示すなど注目を浴びる存在であった。数百万ユーロにおよぶ高いオファーがありながらも、ハンブルガーSVとのプロ契約を締結したことで更に市場価値を高めてからの売却意図を感じさせている。そんなハンブルガーSVとの契約期間は2021年6月末までだ。
プレースタイル
左サイドバックを本職とするが、両方のサイドにて起用が可能であることなど用途の広さにも定評を持つ。ハンブルガーSVではチームキャプテンの酒井高徳と師弟関係を築き、トレーニング後には酒井から提言を与えられるなどベテラン選手から学びながら成長中だ。また、彼はマルセロのファンであり、マルセロのプレー集をYoutubeで見ながらドリブルのテンポなどを学んでいると語った。186cmとサイドバックとしては恵まれたフィジカルを有しているため、今後身体の使い方を学ぶことが出来たならば次のステージにたどり着けることだろう。