名前 | ヤクブ・カミンスキ(Jakub Kamiński) |
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生年月日 | 2002年6月5日 |
国籍/出身 | ポーランド(ルダ・シロンスカ) |
身長 | 179cm |
ポジション | WG/SB |
所属 | レフ・ポズナン |
本格的なブレイクを予感させるポーランドの新星
プレー動画
経歴
■2002-2015(幼年期~ソンビエルキ・ビトム)
ポーランド南部のシロンスク県に位置するルダ・シロンスカに生まれており、父パヴェウはアクロバティック体操のトレーナーであり、母も体操に携わっているなどスポーティーな家庭にて育っていた。自宅から10分程度の距離にあるソンビエルキ・ビトムに小学校1年生の頃から所属すると、両親から高い身体能力を受け継いでいたことでまたたく間に類まれな存在になっていたという。
彼が最初に注目を集めたのは12歳であり、160cmにまで達していた身長以外にも高い身体能力と柔軟性・俊敏性を備えていたこと、ポーランド選手権を2回制覇していたことなどから既に新たなロベルト・レヴァンドフスキと称されるような評価を得ていた。そんな彼の存在を国内の主要クラブが放っておくはずもなく、レギア・ワルシャワやグルニク・ザブジェは実際にトレーニングセンターに招待していたが、彼はそれらのクラブからのオファーを拒否している。
■2015-2020年(レフ・ポズナン)
12歳の彼が自身の成長の場として選択したのはレフ・ポズナンであり、16歳となる頃にはU19カテゴリでプレーするなど順調にユースカテゴリを駆け上がっていた。2019年1月にトルコで行われたトップチームのウィンターキャンプに帯同すると、2019年3月には3.リガ(ポーランド4部)所属のリザーブチームでのデビューも飾り、そのまま2018/19シーズンはリザーブチームでのプレーで終えている。
2019/20シーズンを迎え、2019年9月のヤギエロニア・ビャウィストク戦にてPKOエクストラクサ(ポーランド1部)でのトップデビューを飾ると、シーズン中盤戦以降は右サイドで定位置を掴み取るなど、結果的にトップチームでのデビューイヤーを28試合・4得点/5アシストの好成績で終えた。新たな2020/21シーズンもゴールに直結したプレーでチームを牽引中だ。
代表歴
2017年からポーランドの世代別代表でプレーしており、背番号「7」を好んで着用している。U19を経て、2020年9月には18歳ながらポーランドU21でのデビューも飾りながらフル代表への期待も高まっている。
移籍の噂
クラブ名は明らかとなっていないが、海外のクラブからの関心は持たれており挑戦も噂されている。ただ、レフ・ポズナンとしてはアカデミー出身のロベルト・グンニー(アウクスブルク)とカミル・ジョジアク(ダービー)を高額で売却したことから彼を急いで放出する必要はないだろう。
プレースタイル
当初は新たなレヴァンドフスキとして注目を集めていたが、身長は179cmで伸び悩みを見せポジションもサイドアタッカーを本職としている。右ウィングを主戦場としているが、左ウィングではカットインからのシュートをゴールパターンとしており、ゴールに直結したプレーは魅力的だ。また、右サイドバックをこなすことのできるユーティリティ性も備えている。