名前 | ヤカ・ビヨル(Jaka Bijol) |
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生年月日 | 1999年2月5日 |
国籍/出身 | スロベニア(ヴゼニツァ) |
身長 | 190cm |
ポジション | DMF |
所属 | CSKAモスクワ |
ヴゼニツァから輩出されたロシアで躍動する巨兵
プレー動画
なし
経歴
1999-2018年(幼年期~NKルダル・ヴェレニエ)
起業家として成功した父を持つ彼は、スロベニアの古い町並みが残るヴゼニツァに生まれている。NKドラボグラードでキャリアを始め、2014年よりNKブラヴォに移り、U17~U19などのユース世代で存在感を示すと、2017年7月よりNKルダル・ヴェレニエに移籍をした。加入から1年目の17-18シーズン、開幕からルダルの主力に定着した彼は、1.SNL(スロベニア1部リーグ)において守備的なポジションながら30試合で3得点3アシストと鮮烈な印象を残し、国内外からの注目を集めることとなる。実はNKルダル・ヴェレニエの加入前には国内有数の名門クラブであるNKマリボルからのオファーを受け取っていたが、クラブ・彼自身はそれが充分なものではないと考え拒否をした過去があった。2018年6月にCSKAモスクワからの熱烈なアプローチを受け、約40万ユーロの移籍金でロシアへと旅立つのだが、選手層の厚い名門マリボルに移籍していたらそれは実現しなかったのかも知れない。
2018-2019年(CSKAモスクワ)
2018年7月27日、ロコモティフ・モスクワとのロシア・スーパーカップに後半36分から出場しデビューを果たした彼は、スコアレスドローのまま延長戦までもつれた同試合において、延長後半1分に待望の先制点をアシストし勝利へと大きな貢献をするなど、デビュー戦ながら自身の手で初タイトルを獲得している。リーグ戦でもここまで主力として定着しており、18-19シーズンのUEFAチャンピオンズリーグでレアル・マドリードを下した際も彼はフル出場をし、トニ・クロースを押さえる活躍を残した。
代表歴
スロベニアU18を始め、U19・U21と各世代代表の招集歴を持つ。そんな彼は、2018年10月13日にスロベニアのフル代表に初招集され、UEFAネーションズリーグCのノルウェー戦で後半からレオ・シュトゥラツに代わってデビューを果たしている。
移籍の噂
2018年6月にCSKAモスクワに加入しているため、契約期間は2023年6月末までとなっている。移籍の噂は加入直後のため報じられていないが、今後間違いなく市場の注目株となる存在になるだろう。
シーズン | 移籍先 | 移籍金 |
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2020-21 | ハノーファー | on loan |
プレースタイル
ヴィクトル・ゴンチャレンコ体制で敷かれている3-4-2-1のフォーメーションにおいて、イルザット・アフメトフとのダブルボランチの一角としてプレーをしており、若い逸材が躍動するCSKAモスクワを支えている基盤と言える存在だ。190cmの圧倒的なフィジカルを活かしたボール奪取が最も目立つ特徴であり、相手の攻撃の芽を摘む姿は激しさを感じさせる。そのようなプレースタイルであるため、イエローカードを貰う頻度が高い彼だが、試合中には退場していないため意外とクレバーなのかもしれない。