名前 | イブラヒム・サンガレ(Ibrahim Sangaré) |
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生年月日 | 1997年12月2日 |
国籍/出身 | コートジボワール |
身長 | 191cm |
ポジション | DMF |
所属 | トゥールーズFC |
圧倒的なフィジカルで牽引するコートジボワールの大器
プレー動画
経歴
■1997-2016年(幼年期~デンゲレ)
コートジボワールで生まれた彼の細かな幼年期のキャリアは不明だが、コミューン(基礎自治体)の一つであるクマッシの “トゥー・ピュイサン・クマッシ” に2011年は所属している。2012年からはデンゲレ地方にあるASデンゲレの下部組織に加入すると、そこで約4年間在籍したのち、2016年7月よりフランスのトゥールーズFCに移籍を果たした。
■2016-2018年(トゥールーズ)
18歳でトゥールーズに加わった彼は「新たなヤヤ・トゥーレ」として当初から称されており、そのヤヤ・トゥーレがFCバルセロナ在籍時に着用していた背番号『17』を選択。加入初年度の2016/17シーズンでは、リーグ・アン第10節のSCOアンジェ戦にてデビューを飾り、同シーズンではカップ戦を含めた6試合に出場した。続く2017/18シーズンではさらなる出場機会が与えられるようになり、ASモナコを相手には左サイドからのクロスを冷静にゴールに叩き込むなど24試合で1得点2アシストの成績を残している。
3年目となった2018/19シーズンに入ると、トゥールーズの指揮官に復帰したアラン・カサノバからの信用を勝ち取ったことで出場機会が増加。そんな中、2018年10月の負傷影響で離脱を余儀なくされるなど復帰が待ち望まれる状況だ。
代表歴
ASデンゲレ在籍時の2015年5月にコートジボワールU23に招集されており、17歳ながらデビューを達成。2018年10月にはアフリカ・ネーションズカップ予選でのコートジボワールA代表に招集を受け、怪我の影響も不安視されたがベンチ入りを果たしている。今後のコートジボワールの中盤を支えていく逸材となるはずだ。
移籍の噂
トゥールーズとの契約は2023年6月末までとなっている。クラブとしてはフィオレンティーナに約850万ユーロで売却したアルバン・ラフォンや、ウェスト・ハムに約2500万ユーロで売却したイッサ・ディオプのように高額な移籍金での取引を想定していると報じられている。これから多くのクラブによる争奪戦が繰り広げられるのは時間の問題だ。
シーズン | 移籍先 | 移籍金 |
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2020-21 | PSVアイントホーフェン | 900万ユーロ |
プレースタイル
フィジカルは191cmと申し分なく、長い手足のリーチを生かしてボールを奪取することを得意としているディフェンシブ・ミッドフィールダーだ。密集地帯でもボールを正確にコントロールしながらゲームを組み立てることのできる技術力を持っており、守備ではハードワークを厭わない広い守備範囲でのカバーリングをするなど献身的な姿を見ることができる。
そんな彼について、フランスで活躍するギニア人ジャーナリストのアルファ・バルデは「フィジカル的にはヤヤ・トゥーレのようであるが、プレースタイルはマイケル・エッシェンを彷彿とさせる」と語っている。誰もが彼のポテンシャルを疑わない存在であり、非常にレベルの高い選手と言えるだろう。