ハーヴェイ・ヴェイル

選手紹介
名前ハーヴェイ・ヴェイル(Harvey Vale)
生年月日2003年9月11日
国籍/出身イングランドヘイワーズ・ヒース)
身長185cm(※推定)
ポジションLWG/AMF
所属チェルシーFC

ハマーズサポの家庭に育ったチェルシーのエリートプレーヤー

プレー動画          

経歴             

■2003-2016年(幼年期~フラムFC)

イングランド南東部のミッド・サセックスに属しているヘイワーズ・ヒース。1642年に第一次イングランド内戦の激戦地の舞台となったこの街に彼は誕生している。ごく幼少期はサッカーにあまり興味がなかったが、家族でオーストラリアに訪れた際にビーチサッカーをしているのを見て興味を持ったという。オーストラリアからの帰国後にはサッカーの虜となっていた。

兄のモーガンが所属するクラブの試合を観に行くと、当時はまだ参加できる年齢に達していないことからピッチサイドで兄のプレーを真似ていたという。そんな時期を経て、6歳になるとクロウバラにあるクラブでのキャリアをスタートさせている。最初は左サイドバックであったが、ほとんど全てのポジションでプレーしていたと語り、キーパーが負傷した際には彼がキーパーグローブをはめてチームを無失点に抑えるような存在感を見せるなど、初期キャリアはこうした姿を見せていた。その後、フラムFCに加入した彼は2016年6月にチェルシーFCとの契約を交わしている。

■2016-2021年(チェルシーFC)

チェルシーU13に登録された彼は、わずか13歳で家を離れての生活がスタート。そこから3年後の2019/20シーズンにチェルシーU16において20得点以上を記録すると、2019年10月にはU18プレミアリーグ(U18リーグ)にてチェルシーU18でのデビューを達成。同シーズンはCOVID-19の影響により中断となったが、2020/21シーズンはチェルシーU18で開幕節から躍動しており、シーズン序盤の6試合で5得点4アシストを記録したことで中盤戦以降はその舞台をプレミアリーグ2(U23リーグ)に属するチェルシーU23に移している。

チェルシーU23では延期となった最終節のブラックバーンU23との試合にて1得点3アシストと全ゴールに絡む活躍で有終の美を飾ると、昨季に中断となったFAユースカップ(U18)でも決勝戦でマンチェスター・シティに敗れたが準優勝で終えている。2021/22シーズンは勢いそのままにプレミアリーグ2の開幕から4試合で4得点1アシストを記録しており、UEFAユースリーグ(U19)でもプレーしながら、2021年11月にUEFAチャンピオンズリーグのマルメFF(スウェーデン)戦にてトップチームにおける初のベンチ入りを果たすなど注目株の一人となった。

代表歴            

2017年12月にイングランドU15にて世代別代表でのデビューを飾ると、現在に至るまで各カテゴリに招集されている。2021年9月からはイングランドU19でのプレーが始まり、マルベーリャ・カップU19(開催地はスペイン)ではフランス代表との試合にてゲームキャプテンを務めている。

 
 
 
 
 
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移籍の噂           

2020年9月にチェルシーとの最初のプロ契約を交わしており、現在の契約期間は2023年6月末までとなっている。今後の動向については他のユース出身選手らと同様に期限付き移籍にて経験を積むことが本命であるが、ヴァレンティノ・リヴラメントやルイス・ベイトのような完全移籍での退団も少なからず可能性としてはあるだろう。ちなみに彼の父ジェイミーはウェストハム・ユナイテッドのシーズンチケットホルダーである熱狂的なサポーターであるため、ウェストハムで息子がプレーすることには大歓迎なはずだ。

プレースタイル        

左利きの彼はスケールの大きな選手であり、推定180cm台の高身長からなるストライド(歩幅)の広いドリブルと冷静かつ大胆なシュートスキルが特徴的だ。これらのスキルセットを左ウィングまたはアッタキング・ミッドフィールダーのポジションで活かしており、ウィンガーとしては無駄のない突破から精確なクロスボールも供給するなど全体的な品質の高さが伺える。彼の憧れてはクリスティアーノ・ロナウドであり、過去には母親に自身の名前を「ロナウド」に改名してほしいと願うぐらいのリスペクトを持っている。

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