名前 | ゴンサロ・エステベス(Gonçalo Esteves) |
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生年月日 | 2004年2月27日 |
国籍/出身 | ポルトガル(アルコス・デ・ヴァルデヴェス) |
身長 | 171cm |
ポジション | RB |
所属 | スポルティングCP |
兄とは異なる道を選択したエステベス家の才能
プレー動画
経歴
■2004-2021年(幼年期~FCポルト)
ポルトガル北部の造船業を主戦場とするヴィアナ・ド・カステロ。同地区で最大級の自治体であるアルコス・デ・ヴァルデヴェスにてゴンサロ・エステベスは誕生した。兄のトマス・エステベス(2002年生)も有望な逸材として知られており、そんな兄のキャリアをなぞるようにして地元の『ADECAS』にてフットボールをスタートさせると、2011年には兄トマスと同じくFCポルトの下部組織に加入。U8(8歳未満)から始まったポルトでは、2017/18シーズンに13歳ながらU15カテゴリまで到達するなど順調な歩みを見せている。
2019/20シーズンはパドロエンセU17への期限付き移籍にて経験を積むも、2020年3月頃からCOVID-19の影響を受けたことで翌2020/21シーズンを不完全燃焼に終えていた。シーズン終了後にはFCポルトから提示されたプロ契約を拒否したことが明らかとなり、兄のトマスとは異なる道を歩むことを選択。そして次なるクラブとして選んだのはライバルクラブであるスポルティングCPであった。
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■2021-2022年(スポルティングCP)
スポルティングでは再編されたリーガ3(ポルトガル3部)に所属するスポルティングB(リザーブ)に組み込まれ、2021年8月のカルダスSC戦にてシニアデビューを達成。リーガ3でのプレーする一方でトップチームの試合にも帯同しており、2021年10月のタッサ・デ・ポルトガル(カップ)3回戦のベレネンセス戦では右ウィングバックとして先発起用でのデビューを飾ったほか、2021年12月のプリメイラ・リーガ(ポルトガル1部)第15節 ジル・ヴィセンテ戦ではペドロ・ポロとリカルド・エスガイオの離脱に伴い出場するなどトップカテゴリの空気を体感した。まだ確約されたポジションではないが、主力選手の不在時に評価を高めることが期待されている。
代表歴
2019年8月にU15CONCACAF選手権(北中米カリブ海)への招待チームであったポルトガルU15に選出されており、同大会では5試合の出場でトーナメントの優勝に貢献。その後もポルトガルU16の中心としてプレーしていた彼は、2021年9月に17歳ながらポルトガルU19の試合にも出場するなど飛び級にて世代別代表を歩んでいる。
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移籍の噂
スポルティングとは2024年6月末までの契約を結んでおり、当面は退団の可能性は低いだろう。
プレースタイル
兄トマスと同じく右サイドバックおよびウィングバックを本職とする彼は、17歳とは思えないふてぶてしさのある佇まいが特徴的であり、非凡なセンスによる攻撃参加や粘り強さのある守備が持ち味となっている。171cm程度と小柄であるが体格はガッシリしているため対人戦もそれなりに戦うことができ、優れた足下のテクニックからサイドでの1vs1もまた武器だ。まだまだ攻守において荒削りな才能ではあるが、独特な雰囲気をまとっている姿から底しれぬポテンシャルを感じさせるだろう。