ガブリエル・ベロン

選手紹介
名前ガブリエル・ベロン(Gabriel Veron)
生年月日2002年9月3日
国籍/出身ブラジルアス)
身長176cm
ポジションWG/CF
所属SEパルメイラス 

サンパウロ州最速とも言われるスピードを誇るブラジルの新たな至宝

プレー動画

経歴

■ 2002-2017年(幼年期~サンタ・クルス・デ・ナタール)

ブラジル東北部のリオグランデ・ド・ノルテ州のアスという町で生まれ、名前の「ベロン」は元アルゼンチン代表でブルヒータ(小さな魔法使い)とも呼ばれていた「フアン・セバスティアン・ベロン」にあやかって名付けられている。最初はサッカーではなく、フットサルで基礎技術を培っており、9歳となる頃にはいくつかの大会にて優秀な成績を収めて奨学金を勝ち取るまでの存在であった。そんな彼がサッカー選手としてキャリアを始めたのは地元のアスではなく隣町のIpanguaçuであり、13歳の頃に開催されたテストにおいて150人以上の選手が参加する中、疑いようのない才能を見出されサンタ・クルス・デ・ナタールへの入団を勝ち取っている。

■ 2017-2019年(SEパルメイラス)

サンタ・クルス・デ・ナタールでも確かな才能を見せた彼は、入団から1年以上が経った15歳の頃に当時の会長を務めていた起業家のルペルシオ・セグンド氏とジョアン・ケブラ・オッソ氏によってサンパウロでのSEパルメイラスの入団テストを行なう機会を与えられている。わずか3日間のテストであったが、最終的にSEパルメイラスとの交渉が合意に達して晴れてパルメイラスの宿舎での新生活が始まると、そのパルメイラスではU15世代での三冠達成に貢献。2018年6月にはスペインで開催された Mundial de Clubes Sub-17(17歳以下を対象としたクラブ選手権)にて6試合で9得点を挙げ、チームに優勝タイトルをもたらすと、自身としても大会得点王+大会MVPに選出されたことで多くの欧州クラブからの関心を集めるようになった。2019年シーズンは16歳ながらパルメイラスU20でのプレーも行なうなど将来が確約された選手として大きな注目を集める存在へと成長を遂げている。

代表歴

ブラジルU17として2019年U-17南米選手権に臨むも、アルゼンチン、ウルグアイ、パラグアイ、コロンビアの屈指の強豪が揃った死のグループBにおいて、4位に沈んだことでファイナルステージへの進出も叶わなかった悔しい結果を味わっている。

移籍の噂

前述のMundial de Clubes Sub-17での活躍から、レアル・マドリードが強い関心を持っていると報じられており、ヴィニシウス・ジュニオール、ロドリゴ・ゴエスに次ぐ新たな獲得候補として動向を追っているとのことだ。2018年11月にSEパルメイラスとの最初のプロ契約を締結しており、契約期間は2021年12月末までとなっているが、レアル・マドリードは彼が18歳の誕生日を迎えたタイミングでの獲得を目指すことだろう。

プレースタイル

ネイマールとクリスティアーノ・ロナウドのファンであることを公言している彼の特徴として、優れたドリブルと驚異的なスピード、決定力などを兼ね備えた古典的なストライカーとされているが、自身は「サイドから自分の特徴であるスピードで、相手ディフェンスを引きつけることが好きだ」と語っている。スピードに関しては、一説によると時速35.6kmだと言われており、これはドウグラス・コスタが時速34.8kmであることを上回る記録とされている(信憑性は定かではないが、プロを含むサンパウロ州のすべてのカテゴリの中で最速の選手と称された)

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