名前 | フロリアン・ヴィルツ(Florian Wirtz) |
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生年月日 | 2003年5月3日 |
国籍/出身 | ドイツ(ブラウヴァイラー) |
身長 | 175cm |
ポジション | AMF/WG |
所属 | レヴァークーゼン |
禁断の移籍、最年少出場で話題を呼んでいるドイツの超新星
プレー動画
経歴
■2003-2020年(幼年期~1.FCケルン)
ドイツ・ノルトライン=ヴェストファーレン州に属するプルハイムのブラウヴァイラーにて彼は誕生している。父であるハンス・ヴィルツは地元のSVグリュン=ヴァイス・ブラウヴァイラーで会長職も務めているスポーツトレーナーであり、2歳離れた姉であるユリアナ・ヴィルツ(2001)もレヴァークーゼンの女子チームでプレーしているなどサッカーが日常に溢れる裕福な家庭にて育っていた。
父がトレーナーを務めるSVグリュン=ヴァイス・ブラウヴァイラーの2~4歳の子供を対象としたミニキッカーにてサッカーを始めると、そのまま同クラブのアカデミーに所属する形にて8歳までの時間を過ごしていた。そんな彼は2011年にSVグリュン=ヴァイス・ブラウヴァイラーの創設50周年を期に開催されたユーストーナメントにて印象的な活躍を見せると、同年7月に姉のユリアナ・ヴィルツを含む4人の選手と共に1.FCケルンのアカデミーに加入することが決まり、プルハイムの市長であるフランク・ケッペラー氏から餞別の言葉をもらいながらケルンでの挑戦が始まっている。
ケルンでは2018年11月に15歳でBユニオーレン・ブンデスリーガ(U17リーグ)でのデビューを飾っており、レギュラーシーズンでは11試合・3得点を記録すると、決勝ラウンドではバイエルン・ミュンヘンとボルシア・ドルトムントに全勝したことでケルンに2010/2011シーズン以来となるリーグ優勝をもたらしている。2019/2020シーズンにはU17チームのキャプテンに任命され、負傷離脱期間もありながらも中断期間までの10試合で8得点を記録した。
■2020年(レヴァークーゼン)
ケルンでも確かな存在感を放っていた彼は、2020年1月に禁断の移籍にてバイエル・レヴァークーゼンに加入することが発表されている。多くのクラブが密集する地域内においてケルンとレヴァークーゼン、そしてボルシア・メンヒェングラートバッハの3クラブ間では若い才能を奪い合わないよう協定を結んでいたが、レヴァークーゼンは協定を破ることを理解しながらも彼と契約を交わすことを優先し、これらの出来事はドイツ国内では少なからず話題を呼んでいたという。
レヴァークーゼンで初めてAユニオーレン・ブンデスリーガ(U19リーグ)でのデビューを飾ると、コロナウイルス感染症の影響による中断期間までの4試合で2得点・3アシストの活躍を見せ、U19でも活躍できることを証明していた。そんな彼はブンデスリーガの再開から初戦となる2020年5月18日のヴェルダー・ブレーメン戦にてスターティングメンバーでのデビューを果たし、17歳15日での出場はレヴァークーゼンにおいてはカイ・ハフェルツよりを上回るクラブ史上最年少でのデビュー記録となり、ブンデスリーガにおいても史上3番目に若い出場記録となったことで一気に名前が知れ渡っている。
代表歴
2018年3月以降、Christian Wückが率いるドイツU15~U17に選出されている。
移籍の噂
2020年1月に禁断の移籍をしたレヴァークーゼンとは2022年6月末までの契約を残している。
プレースタイル
デビュー戦となったブレーメンを相手には右ウィングで起用されているが、本職はトップ下であるため中央で起用されることで新たな一面を見せることが予想されるだろう。レヴァークーゼンの指揮官であるピーター・ボスも17歳でトップリーグデビューさせるほどに彼の冷静な佇まいはベテランさながらの雰囲気を放ち、利き足である右足のテクニカルなフェイントや広い視野による長短を織り交ぜたパスでチャンスメイクを得意する多彩なNo.10として知られている。フォワードさながらの得点力を持っているなど、レヴァークーゼンとしてはユリアン・ブラントやカイ・ハフェルツに次ぐチームの新たな中心選手として添えたい意向だ。