名前 | フィリップ・ステヴァノヴィッチ(Filip Stevanovic) |
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生年月日 | 2002年9月25日 |
国籍/出身 | セルビア( ウジツェ) |
身長 | 176cm |
ポジション | WG/AMF |
所属 | パルチザン・ベオグラード |
※フィリプ・ステファノヴィッチなどとも表記される
圧倒的なポテンシャルで結果を残すパルチザンの超新星
プレー動画
経歴
■ 2002-2018年(幼年期~パルチザン)
旧ユーゴスラビア政権下にあった現セルビア西部の都市、ウジツェにて彼は誕生した。程なくしてヴラニッツにある育成クラブのOFKヴラニッツにてサッカーを始めると、2011年に同クラブの創設者であるラドヴァン・ヴラニッチ氏のコネクションにて、長年の友人であるパルチザン・ベオグラードのドゥシャン・トルボジェヴィチ氏に推薦されたことがキッカケとなり、パルチザン・ベオグラードのユースセクターへと入団を果たしている。そんなパルチザンのユースでは多くの才能を持った少年がしのぎを削る中、圧倒的な存在感を放ち最高傑作として称される程に成長を遂げていた。2017年夏からの1年間はパルチザン・ベオグラードの育成的な提携先となるFKテレオプティクでも経験を積んでいる。
■ 2018-2019年(パルチザン)
そんな彼は、2018年12月9日、セルビア・スーペルリーガ(セルビア1部)第20節 FKラド・ベオグラード戦にて、後半37分からジョルジェ・イヴァノヴィッチに代わりトップデビューを果たしており、16歳での起用は周囲を驚かせた。2018-19シーズンはデビュー戦を含む、4試合に出場し、来季に向けての好材料となった。こうして迎えた2019-20シーズン、彼の名はセルビア国内のみならず世界的に知られるようになる。2019年7月1日のUEFAヨーロッパリーグ2回戦 ギャップ・コノーズ・キー・ノーマッズFC(ウェールズ)を相手にトップチームにおける初得点を記録すると、3日後のセルビア・スーペルリーガ 第3節のFKマチュヴァ・シャバツ戦でもリーグ戦初ゴールを記録。それぞれUEFAヨーロッパリーグでのパルチザン史上最年少得点、リーグ戦では史上2番目の若さでの得点記録となった。
代表歴
2015年からセルビアの世代別代表としてプレーしている。ただ、当面はクラブでのプレーに専念すべき状況にあるのかも知れない。
移籍の噂
主だった移籍の噂は報じられていないが、トップチームでの活躍は広く知れ渡り争奪戦が繰り広げられるだろう。パルチザン・ベオグラードとの契約期間は2020年6月末までとなっている。
プレースタイル
身長は176cmと大きくはないが、攻撃的な複数のポジションをこなすことのできるユーティリティ性を持ち、トップチームでは基本的にウィンガーとしての役割が主立っている。ウィークポイントは守備面のタスク管理と、逆足の左でのプレーであるが、左足に関しては日頃のトレーニングにて改善の兆しを見せているという。そして彼のストロングポイントは何と言っても「1vs1」の強さにあり、自身でも武器だとして語るほどだ。卓越したセンスとスタイルからはエデン・アザールとも比較され、スピード的な要素ではガレス・ベイルにも例えられた。セルビアの未来は彼が存在する限り明るいだろう。