エリエス・ベン・セギル

選手紹介
名前エリエス・ベン・セギル(Eliesse Ben Seghir)
生年月日2005年2月16日
国籍/出身フランス/モロッコガッサン)
身長174cm
ポジションAMF
所属ASモナコ

※Eliesseはエリエズ、エリゼ、エリーゼ、エリズ、エリースとも表記されるだろう

新時代の幕開けを予感させるモナコの超新星

プレー動画

経歴

■2005-2020年(幼年期~SCコゴラン)

南フランスのサントロペ湾を見下ろすことができる町、ガッサンにてエリエス・ベン・セギルは誕生した。兄のサリム・ベン・セギル(2003年生)はオリンピック・マルセイユに所属するプロ選手であり、そんな兄の影響で4歳からキャリアをスタートさせている。ガッサンから車で15分程度の距離にある『SCコゴラン』から始まると、同クラブではフットボールだけではない多くのことを学びながら、2016年夏からの2年間は当時のコーチに連れられて全国選手権2(フランス4部)のクラブである『EFCフレジュス・サン=ラファエル』にも在籍した。

 

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2018年夏から再びコゴランに復帰すると、COVID-19の影響でコンペティションが中断される前までをU15カテゴリでプレー。同時期にはフランスサッカー連盟(FFF)が運営するエリート育成機関(ポール・エスポワール)で事前トレーニングを積み、U15世代のトレーニングキャンプにはアマチュアクラブの選手ながら招集されるなど当時から才能は高く評価されていた。15歳となった2020年夏には彼の前にいくつかの道が開かれると、兄が所属していたOGCニースなどではない『ASモナコ』に加入することを決断している。モナコを選んだ理由としてはインフラが整っていることや魅了的なプロジェクトだったほか、地元から距離が近いことも挙げるなど念願のプロクラブでの挑戦が始まっている。

■2020-2022年(ASモナコ)

15歳でモナコに到着後、マヌ・ドス・サントスが率いるU17カテゴリに組み込まれているが、最初はタスク量や戦術面が全く異なっていた環境に慣れることが重要であった。こうした壁も勤勉な姿勢で乗り越えると、2021/22シーズンはU19カテゴリに到達。U19では最終的にFCナントに敗れるも、フランス全国選手権U19を準優勝に終えた原動力として貢献している(なお、決勝戦では味方選手の退場によって前半9分に交代)。

 

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2022/23シーズンに向けたプレシーズンではFCポルト(ポルトガル)のBチームとの親善試合で非公式でのトップデビューを飾っており、同試合ではブレール・エンボロがボックス内で倒れたことでPK判定となるも、その直前にはゴールネットを揺らすといった冷静さをデビュー戦で見せていた。その後、2022年8月にASモナコとのプロ契約を締結し、リーグ・アン(フランス1部)開幕節でベンチ入りを果たすと、公式戦でのデビューは11月に行われたUEFAヨーロッパリーグのツルヴェナ・ズヴェズダ(セルビア)戦にて達成している。

FIFAワールドカップでの中断からの再開初戦となるAJオセール戦でリーグ・アンでのデビューを飾ると、後半頭からの投入でいきなりの2ゴールを彼は記録。チームの勝ち点3に貢献するだけでなく、17歳での複数得点はティエリ・アンリに次いでクラブ史上2番目の若さになったことで世界中に大きな話題を提供した。幼少期から競い合っていた兄サリムとプロカテゴリで対戦することが夢だと語るなど、今後のストーリーにも注目が集まる。

代表歴

両親のルーツであるモロッコを選択することも可能であるが、現時点ではフランスの世代別代表でのプレーを選んでいる。2020年12月よりフランスU16のトレーニングキャンプに招集されると、2021年10月には16歳でフランスU17の試合に出場。モナコとのプロ契約を締結後はフランスU18でプレーしているところだ。

移籍の噂

モナコとの契約は最初のプロ契約で締結した2025年6月末までとなっており、まだ移籍に関する言及は早い状況にある。参考にしている選手としてウスマン・デンベレ、ネイマール、リオネル・メッシの名前を挙げるなど、FCバルセロナが共通項となっていることは興味深いだろう。

小ネタ

学業ではマネジメント・経営系(STMG)を選考しており、もし選手として成功できなかった場合には不動産業の職に就きたいことを語っている。試合前に音楽を聴くことで頭の中を空っぽにするルーティンを行なっており、好きなアーティストとしてSDM、Niska、MHD、Tiakolaの名前を挙げている。

プレースタイル

攻撃的なミッドフィールダーを主戦場としており、2トップの一角として表記される場合も本職のセンターフォワードよりも0.5列ほど下げた位置でプレーする。力みのない柔らかいボールタッチから即座にセンスを感じさせ、複数人を相手にも引けを取らない姿は印象的だろう。サイドに流れてフリーでボールを受けた際には、一瞬で間合いを詰めるようなドリブルによって相手ディフェンダーの判断を困惑させると、こうした動きを見逃さずにラストパスや自身でのフィニッシュまで持ち込むことを得意とする。

利き足は右足であるが逆足を使うことに躊躇はなく、精度はさておき重要な場面でしっかりとシュートで終えることは彼の良さだろう。トップ下らしくパスセンスにも秀でており、スペースに対して味方を使うボールや細かなパスワークから相手ブロックをこじ開ける動きも見せるなど自分の動きを中心にチャンスを演出する。以前は守備を改善したいと語っているが、トップチームでは与えられた守備タスクを献身的にこなしており、ネガトラの良さも垣間見えるなど改善に繋がっている。ただ、現時点ではトップチームの強度でフルタイムを戦うことは厳しい状況にあるだろう。

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