名前 | ドロン・ライドネル(Doron Leidner) |
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生年月日 | 2002年4月26日 |
国籍/出身 | イスラエル(リション・レジオン) |
身長 | 178cm |
ポジション | LSB |
所属 | ハポエル・テルアビブ |
※ドロン・ライドナー、ドロン・レイドナー、ドロン・レイドネルとも表記される
コンバートから屈指の才能に飛躍したイスラエルの新鋭
プレー動画
経歴
■2002-2016年(幼年期~マッカビ・ペタク・チクヴァ)
イスラエルの四大都市の一つであるリション・レジオンに育っており、祖父のアシェル・ライドネルは1960年代のハポエル・ペタク・チクヴァで中心選手だったなどサッカー選手の家系にて彼は誕生している。そして6歳の頃より父のモシェに連れられ、キルヤット・シャロームFCにてサッカーを当然のように始めていた。
その後は、名門のマッカビ・テルアビブに加入を果たすも、15歳を迎えた彼にクラブはユース契約を交わすことをせず、失意のもとに退団せざるを得なかったという。次なる所属先であるマッカビ・ペタク・チクヴァでは体が小さかったことを理由に出場機会を全く与えられず、わずか6ヶ月間でクラブを去るという苦しい時期を過ごしていた。
■2016-2020年(ハポエル・テルアビブ)
そして現在のハポエル・テルアビブに加入すると、これまでのポジションとは異なる守備的な位置にコンバートを受けたことで一気に才能が開花。ユースでの初年度は21試合・4得点/5アシストの成績を残しており、加入前の状況を考えると大きな成長度合いであった。こうした彼に対してはハポエル・テルアビブの関係者は「過去20年間、ハポエルでこのような選手は育っていなかった。」と手放しで称賛しており、特別な選手としての評価を確立している。
2020年5月30日、Ligat Ha’Al(イスラエル1部)のチャンピオンシップラウンドとなるマッカビ・ハイファ戦でトップデビューを飾ると、レギュラーシーズンを2位で終えた強豪を相手にフル出場にて勝利に大きく貢献。そこからはチャンピオンシップラウンドの全試合に出場し、ヨーロッパの主要大会への出場権は逃すも個人としては有意義なシーズンとなった。
代表歴
2019年10月にはイスラエルU18でのデビューを飾っている。
移籍の噂
ハポエル・テルアビブとは2025年6月末までの契約を新たに交わしており、ヨーロッパの主要リーグからの引き抜きに備えている。アヤックスとフィテッセが獲得に動いている具体的なチーム名として挙げられている他、イングランドとスペインのクラブからも関心を持たれていると報じられた。特にフィテッセは約100万ユーロのオファーを提示しているなど積極的だとされている。
ただ、ハポエル・テルアビブが望んでいる金額が400万ユーロであることから、イスラエルに不足している左サイドバックの貴重な才能とはいえ、やや金額面では難航することも予想できる。彼自身の目標は海外でプレーすることを公言しているため、早ければ今夏で進出する可能性も高い。
プレースタイル
ハポエル・テルアビブで新境地を見出した左サイドバックを本職とし、イスラエルでは最も希少価値のあるサイドバックとしての評価を得ている。トップデビュー戦となったマッカビ・ハイファを相手には18歳とは思えないような冷静なデュエルで相手右サイドからの攻撃をシャットアウトするだけでなく、積極的な攻撃参加によりチャンスを演出する姿も見せた。