ディエゴ・パラシオス

選手紹介
名前ディエゴ・パラシオス(Diego Palacios)
生年月日1999年7月12日
国籍/出身エクアドルグアヤキル)
身長169cm
ポジションLSB
所属SDアウカスロサンゼルスFC

※Chiqui(チキ)の愛称でも親しまれている

オランダで躍動するエクアドル黄金世代のサイドバック 

プレー動画          

経歴             

■ 1999-2016年(幼年期~CSNA)

エクアドルの最大都市であるグアヤキルに生まれた彼は、いつしか地元のクラブ・スポルト・ノルテ・アメリカ(通称:CSNA)でプレーしており、このクラブによって多くのユース時代を過ごしていた。その間にもデポルティボ・アソゲスには2014年の6ヶ月間、2015年の3ヶ月間をそれぞれ過ごしており、短期間ではあるが異なる環境でのプレーとなっていた。2016年に入り、再びCSNAに戻ってきた彼だったが約1ヶ月後に、SDアウカスに移籍することが決定。CSNAが所属しているセリエBではなく、トップリーグにあたるセリエAのクラブへとステップアップを果たすこととなった。

■ 2016-2018年(SDアウカス)

SDアウカスに加入後、2016年シーズンはトップチームでのプレー機会はなく、 第5節のムシュク・ルナSCとの試合でベンチ入りとなるのみであった。また、チームもセリエA(エクアドル1部)で下位に沈んだことでセリエB(エクアドル2部)への降格を余儀なくされる暗い雰囲気となっている。しかし、この降格が彼が実力を高めるための貴重なシーズンとなっており、2017年シーズンはセリエBの舞台で40試合に出場するなどトップチームに欠かせない存在として牽引。チームも1シーズンでのセリエAへの復帰を果たしている。

念願のセリエAでのプレーとなった2018年シーズン、開幕戦から左サイドバックを不動のポジションとした彼は前期の全22試合に出場を果たす。第21節のインデペンディエンテ・デル・バジェを相手にはセリエAでの初ゴールを記録するなど1得点3アシストを記録した。

■ 2018-2019年(ウィレムⅡ)

2018年7月、ヨーロッパでのプレーが夢であったと語る彼に、オランダのウィレムⅡからのオファーが届いていた。この絶好のチャンスを無駄にしたくないと地元紙に語るように、同月23日にウィレムⅡへ1年間の期限付き移籍で合意に達し、夢のヨーロッパの舞台が彼の前に現れていた。

通常は言葉の壁などでチームに馴染むのにも時間がかかるかと思われていたが、蓋を開けるとエールディヴィジ(オランダ1部)開幕節となるVVVフェンロ戦で先発フル出場にてヨーロッパデビュー。その後も累積警告や国際大会での離脱期間を除くと、すべての試合で先発起用されており、移籍初年度ながらチームに欠かせない存在として左サイドバックを不動のものとした。現時点で通常のシーズンであれば下位に沈んでいたチームを8位にまで押し上げており、エールディヴィジでも屈指の存在として注目を集めている。

代表歴            

2016年からエクアドルU20としてプレーしていた彼は、2019年のU-20南米選手権でセンセーショナルな活躍を残してチームの初優勝に貢献。エクアドルの黄金世代として大きな期待がかかるなか、オランダでの活躍もあり2018年10月にはエクアドルのフル代表に初招集を受けている。カタールとの親善試合ではフル代表デビューも飾った。

移籍の噂           

2018-2019年シーズンの1年間を期限付きで過ごしているウィレムⅡとは、買い取りオプションがついておらず保有権はすべてSDアウカスが持っているとされている。そのSDアウカスとの契約期間は2023年12月末までと長期契約となっているが、現在のオランダでの活躍から察するに多くのヨーロッパクラブによって争奪戦が繰り広げられるのは必至だ。ウィレムⅡに完全移籍することも一つの選択肢ではあるが、さらにビッグクラブからの引き抜きも報じられるようになるだろう。

プレースタイル        

正確無比なクロスとスピードが魅力的なサイドバックであり、果敢なオーバーラップから多くのチャンスを演出する。南米人らしさのあるボールタッチ・ドリブルセンスなど攻撃的な一面が高く評価される一方、守備的な技術も一定の評価を得ている。 

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