名前 | デニス・ガイガー(Dennis Geiger) |
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生年月日 | 1998年6月10日 |
国籍/出身 | ドイツ(モースバッハ) |
身長 | 172cm |
ポジション | DMF |
所属 | ホッフェンハイム |
負傷からの再起を図るホッフェンハイムの至宝
プレー動画
経歴
■ 1998-2009年(幼年期~SVアルマニア・ザッテルバッハ)
ドイツはバーデン=ヴュルテンベルク州北部に位置するモースバッハにて生を受け、人口が約740人ほどの小さな町 “ザッテルバッハ” にあるサッカークラブ “SVアルマニア・ザッテルバッハ”は彼がサッカーを始めた場所だ。そこで毎日2~3時間の練習に励んでいた彼は、2008年にエーバーバッハで開催された室内サッカーの大会でホッフェンハイムの目に留まり、2009年よりTSG1899ホッフェンハイムが経営するアカデミー “TSGアカデミー” へと加入した。
■ 2009-2017年(TSGホッフェンハイムU17~Ⅱ)
13-14シーズンよりホッフェンハイムU17に昇格した彼は、B-ユニオーレン(U17リーグ)で15歳ながら19試合に出場し5得点を記録するなど上の世代を相手に活躍をしていた。そのシーズンではセンターバックとしての起用が目立った彼だが、続く14-15シーズンからは現在のポジションとなるアンカーとしての地位を確立し、チームキャプテンを務める試合も増えるなど選手としての基盤を固めたシーズンとなった。15-16シーズンからはホッフェンハイムU19に昇格、A-ユニオーレン(U19リーグ)では同シーズンの地区リーグ優勝に貢献し、地区ごとの優勝チームからなる決勝リーグでは、決勝戦でドルトムントU19に敗れるものの、準優勝という成績を残し評価を高めている。16-17シーズンからはレギオナルリーガ(4部リーグ相当)に位置するホッフェンハイムⅡに昇格を果たし、リーグ戦は25試合に出場し5得点12アシストとユース時代よりも輝かしい成績を残し、来季からのトップチームを昇格を勝ち取った。
■ 2017-2019年(TSGホッフェンハイム)
2017年8月12日のDFBポカール1回戦 FCロートヴァイス・エアフルト戦でトップデビューを飾り、1週間後のブンデスリーガ開幕節となるブレーメン戦では開幕スタメンの座を勝ち取り勝利に貢献をした。第6節のシャルケ戦では先制点となる初得点を記録するなど、バイエルンに移籍をしたセバスティアン・ルディの後釜としてユリアン・ナーゲルスマン監督に絶大な信頼を置かれていたが、第26節のVfLヴォルフスブルク戦で大腿筋裏の筋肉を負傷し残りのシーズンを棒に降ってしまうというジェットコースターのようなデビューイヤーとなってしまった。リハビリに向けて復帰の望みを繋いでいた彼だったが、再び患部に痛みを感じ断裂が発覚するなど18-19シーズンの序盤戦もリハビリに費やしている。復帰後は徐々にパフォーマンスを取り戻せるようセカンドチームなどでの調整をし、2018年12月12日のチャンピオンズリーググループリーグ最終節のマンチェスター・シティ戦で復帰を果たした。ここからの巻き返しに期待が高まる。
代表歴
ドイツU15を始め、U16~U19までのすべての世代別代表キャップを持つ。ドイツU17では決勝トーナメントで2試合の出場ではあったが2015年U-17欧州選手権での準優勝を経験している。2018年3月にはドイツU21にも招集されていたが、ヴォルフスブルク戦の影響によって出場には至っていない。
移籍の噂
2017年11月にホッフェンハイムとの契約を2022年6月末までに延長をしている。負傷の影響もあり他クラブも獲得には消極的になったと見られるが、今後のパフォーマンスによって2019年夏の移籍に向けた報道が加熱する可能性も高い。ただ、彼の希望は12歳から所属する愛するクラブへの残留だ。
プレースタイル
チームを底から支えるアンカーとして安定感をもたらしており、長短のパスからホッフェンハイムの特徴的な攻撃の流れを作る様はもはや年齢を感じさせない落ち着きを払っている。172cmとフィジカル面の懸念が問題視されているが、精力的なプレーで周囲の評価を覆すほどの魅力を見出された。負傷による影響が唯一の不安材料だろう。