クリセンシオ・サマーヴィル

選手紹介
名前クリセンシオ・サマーヴィル(Crysencio Summerville)
生年月日2001年10月30日
国籍/出身オランダロッテルダム)
身長174cm
ポジションWG/CF
所属フェイエノールト

※クリセンシオ・サマーフィルとも表記される

プレースタイルを確立しているオランダの快速ウィンガー

プレー動画

経歴

■2001-2018年(幼年期~フェイエノールト)

セードルフやクライファートに代表されるスリナム系オランダ人であり、南ホラント州のロッテルダムにて生まれ育っている。路上での球遊びからRVVノールデルクワルティールにてキャリアをスタートさせると、ある土曜日の午後にフェイエノールトのスカウトからアプローチを受けたことで、2008年よりフェイエノールトに引き抜かれている。周囲と比べて身長の低さが目立っていた彼だが、加入直後から有望な才能と認められフェイエノールトの様々なカテゴリでその存在感を示していたという。

■2019-2020年(ドルトレヒト~デン・ハーグ)

O17とO19を中心にプレーしていた彼だが、2018年11月にチームメイトのマッツ・クヌーステルと衝突したことで年明けまでの出場停止処分が言い渡されていた。この事件によってフェイエノールトから一旦離れるよう2019年1月よりエールステ・ディヴィジ(オランダ2部)のFCドルトレヒトに半年間の期限付き移籍が決定している。

経緯はともかく自身初のシニアカテゴリでの挑戦ながら瞬く間に主力へと定着すると、シーズンの途中加入にもかかわらず18試合で5得点を記録し、降格圏に位置していたドルトレヒトを2部残留に導く活躍を見せていた。続く2019/2020シーズンも復帰をせずにADOデン・ハーグに期限付きで加入し、ここでエールディヴィジ(オランダ1部)での挑戦がスタート。

第11節のフィテッセ戦にて初ゴールを記録すると、この得点がエールディヴィジにおけるデン・ハーグのクラブ史上最年少記録となり、同シーズンはコロナウイルスの影響で中止となるも21試合に出場し2得点3アシストの成績を収めた。フェイエノールトのファーストチームでプレーすべき価値を示したが、来シーズンの動向は今のところ不透明だ。

代表歴

オランダの各世代別代表の常連であり、15歳から選出されているオランダU17では2018年のU-17欧州選手権制覇を経験した。2019年9月からはオランダU19でプレーしており、U-19欧州選手権予選のラトビアU19戦では4得点を記録するなどトップカテゴリでの経験を代表に還元している。

移籍の噂

2018年3月にフェイエノールトと最初のプロ契約を締結し、2021年6月までの契約を残している。この1年半はフェイエノールトからの期限付き移籍で評価を上げており、2020/2021シーズンからの復帰も見込める状況だがクラブの判断に注目が集まる。残り1年のため契約更新もすべきだが、フェイエノールトが彼をトップチームに復帰させる意志がないのであれば、他クラブの介入も許されるだろう。

プレースタイル

非常に素早く敏捷性に優れた快速ドリブラーであり、右ウィンガーを定位置とする選手だ。デン・ハーグでは2トップにて中央での起用もあるが、彼が活きるのはサイドだろう。174cmと小柄ながら積極的にボールを要求し、果敢にドリブル突破を狙う姿勢は幼少期から一貫して変わっていない。まだ18歳であるため、チームへの献身性としては改善が必要だが、この年齢でプレースタイルを確立していることを考えるとトップタレントへの成長にも期待が高まる。

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