クリスチャン・プリシッチ

選手紹介
名前クリスチャン・プリシッチ(Christian Pulisic)
生年月日1998年9月18日
国籍/出身アメリカハーシー)
身長173cm
ポジションRWG 
所属ドルトムント → チェルシー 

爆発的な加速力で相手を翻弄するスピードスター

プレー動画          

経歴             

インドアサッカーのプロ選手でもあった父の下、ペンシルバニア州のハーシーに生まれ、幼年期の大半をそこで過ごした。7歳の頃、イングランドで1年間を過ごす時期があり、そこでブラックリー・タウンのアカデミーでプレーをしている経歴を持つ。父が経営していたインドアサッカーの都合もありミシガンに住むと、ミシガン・ラッシュというクラブでもプレーをしている。こうした事もありながら、再度地元のハーシーへ戻った彼はアメリカのサッカー育成組織の1つとして数えられるPAクラシックスにて10歳からプレーを始めている。そして同クラブで約7年を過ごし2015年2月、ドイツのドルトムントへ父と共に旅立った。

ドルトムントでは加入から半年が経った頃には16歳ながらU-19チームへ昇格し、さらに半年後にはトゥヘル監督の目に止まり、冬季の中断期間中に行なわれたトップチームのドバイ合宿に帯同し、そこでも評価を高めた彼は、2015-2016年シーズンの休暇明けの第19節インゴルシュタットとの試合でトップデビューを果たし、第30節のハンブルガーSVとの試合で初ゴールを決めるなど、9試合に出場し2得点を挙げている。

そのシーズンで有望な若手選手の一人として数えられると、2016-2017年シーズンからはトップチームへ正式に昇格ををした。2年目として臨んだリーグ戦ではスターティングメンバーとしてプレーする機会も増えるなど、29試合に出場し3得点8アシストの記録を残している。また、UEFAチャンピオンズリーグのレギア・ワルシャワとの試合に出場した際は、ドルトムントのチャンピオンズリーグにおける最年少出場記録となって。そしてシーズン後半にはドルトムントと新たな契約を結び、2020年まで契約を延長している。

2017-2018年シーズンからは開幕戦のヴォルフスブルクとの試合で1得点1アシストを記録しスタートダッシュを切ると、その後もレギュラーとして出場を重ね3年目のシーズンをリーグ戦32試合を含む42試合5得点7アシストを記録し終えた。19歳にしてトップチームでの出場は97試合となっており、経験も積んでいる彼は2018-2019年、ドルトムントでのタイトル獲得に全力を尽くすだろう。

代表歴            

祖父がクロアチア人であることから、ドイツに渡った際にクロアチア国籍も所得している。2013年に14歳でアメリカU-15代表に選出され、その2ヶ月後にはアメリカU-17代表へも飛び級で招集されるなどアメリカの世代別代表としてプレーをしていた。

クロアチア国籍を所得したこともあり、クロアチア代表を選択することも可能となったが、2016年3月のグアテマラとの試合に招集・A代表デビューをしたことによりアメリカ代表としてのキャリアを選択した。アメリカ代表では2018年ワールドカップの出場権を得られないなど、現状結果が振るわないが今後のアメリカサッカー界を背負う選手になることは間違いないだろう。

移籍の噂           

既に他のビッグクラブからもアプローチを受けており、2020年までの契約となっている彼に対しては、レアル・マドリードを始め、バイエルン・ミュンヘン、チェルシー、リヴァプール、マンチェスター・ユナイテッドなどが動いた。一部の報道によればドルトムントとしては7500万ユーロ程のオファーであれば交渉に応じると報じられており、退団の日も近いのかも知れない。

追記(2019年1月):2019年1月2日、イングランドのチェルシーへ移籍することが決定。チェルシーへの加入は2019-2020シーズンからとなり、18-19シーズンの後半戦はレンタルにてドルトムントに残留、移籍金は6400万ユーロと発表された。

プレースタイル        

172cmの小柄な彼は、今を代表する若手逸材たちと同様にスピードを武器とする選手だ。筋肉質な体型であり、フィジカルコンタクトにも小柄な体格にしては評価されており、そのフィジカルにて生まれるアジリティとクイックネスは一級品。爆発的なスピードを武器に、相手を翻弄するスタイルである彼もまた、今後のサッカー界を背負うだろう。

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