名前 | ブライアン・エムベウモ(Bryan Mbeumo) |
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生年月日 | 1999年8月7日 |
国籍/出身 | フランス(アヴァロン) |
身長 | 173cm |
ポジション | SMF/WG |
所属 | トロワAC |
※ブライアン・ムベウモの表記も見られる
父譲りの身体能力を持つアヴァロンの新星
プレー動画
経歴
■ 1999-2018年(幼年期~トロワAC)
フランスのヨンヌ県にあるコミューン(基礎自治体)のアヴァロンにて誕生。父がカメルーンの国際レベルで重量挙げの代表選手だった Jean Mbeumo 氏であるため、彼もカメルーンにルーツを持っている。 2005年から地元のCOアヴァロンでサッカーを始めており、そのCOアヴァロンでは2011年に4ヶ月間のプレーとなったFCブルゴーニュ=ジャイユーを除いて約8年間を過ごしていた。彼をU-7からU-14までコーチとして見守ってきた Farid Azrkan 氏は『彼は勤勉であり、精神が非常に落ち着いている完璧主義の子供だったね。私が思うにはウスマン・デンベレに近い技術的な素質を持っていた』と当時を振り返る。
常に自分が進むべき方向を知っていた彼は、フランスでも育成に定評のあるクラブとして知られていたAJオセールからのオファーを提示されていたが、彼はトロワACのユースに加わることを望んでおり、その決断で周囲を驚かせながらも2013年よりトロワACに加入。その選択が間違ったものでなかったことを証明するように、トロワⅡ(リザーブ)が所属するフランス全国選手権2(フランス4部)では16-17、17-18シーズンの2年間で33試合14得点の活躍を残している。この活躍がトップチームを率いるジャン=ルイ・ガルシアの耳に届くと、2018年2月17日のリーグ・アン 第26節 FCメス戦でトップデビューを果たし、17-18シーズンの終盤はトップチームでプレー。しかし、クラブは終盤の失速が重なりリーグ・ドゥ(フランス2部)に降格したため、彼自身もデビューに至ったが喜べない心境となっている。
■ 2018-2019年(トロワAC)
クラブは2部リーグに降格を喫しているが、トップチームに正式に昇格を果たした彼にとっては出場機会が得られる環境であり、 ルイ・アルメイダが新監督に就任したことでも昨年とは比べ物にならない出番を与えられていた。第6節から右サイドハーフとして初めてスタメンに抜擢されると、第8節から第11節では4試合連続得点を記録し、4得点2アシストの驚異的な活躍で一気にその名がメジャーなものとなるなど、リーグ・ドゥで鮮烈な輝きを放っている。
代表歴
2015年にフランスU17として1試合のみに出場して以来、世代別代表には縁がなかった彼だが、18-19シーズンの活躍もあり2018年11月からはフランスU20でのプレーとなっている。カメルーンにルーツを持っているため、カメルーン代表への道を選択することも可能だ。
移籍の噂
本来であればトロワACと共にリーグ・アンに昇格することが望ましく、現状としてトロワACはリーグ5位に位置しているため昇格も射程圏内だ。ただ、トロワの2部リーグ残留では確実に退団することが予想されているため、夏の移籍市場では獲得レースが繰り広げられるだろう。トロワACとは2021年6月末までの契約を残している。
プレースタイル
かつてのコーチはウスマン・デンベレに例えていたが、彼自身が語るプレーモデルとしてはエデン・アザールだ。身長は大きいとは言えないも、父譲りの強靭なフィジカルと身体のバネ、驚異的なスピードを持っているため、体格差を感じさせない。強烈な左足を武器に両サイドハーフで異なる存在感を見せることの出来る新たな逸材だ。