名前 | ブルーノ・メンデス(Bruno Méndez) |
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生年月日 | 1999年9月10日 |
国籍/出身 | ウルグアイ(マルビン・ノルテ) |
身長 | 184cm |
ポジション | CB/RSB |
所属 | コリンチャンスSC |
※差別化のためブルーノ・メンデス・シッタディーニとも表記される
サプライズデビューとなったフル代表で評価を高めた逸材
プレー動画
経歴
■ 1999-2018年(幼年期~モンテビデオ・ワンダラーズ)
ウルグアイの首都モンテビデオのバリオ(地区)であるマルビン・ノルテに生まれた彼は、6歳で A.U.F.I(ウルグアイのジュニアサッカー協会)に所属するダヌビオFCでキャリアをスタートさせ、13歳までの間をダヌビオFCで過ごしていた。その後、モンテビデオ・ワンダラーズのユースセクターに加わった彼は、2017年よりトップチームを率いていたホルヘ・ジョルダーノによってトップチームに昇格。2017年11月19日のランプラ・ジュニアーズ戦にてトップデビューを飾るとなど、シーズン終盤のクラブにおいて右サイドバックとしての起用をされていた。
2018年シーズンに入ると、プリメーラ・ディビシオン・アペルトゥーラ(ウルグアイ1部前期)では右サイドバックとして不動のポジションを確立するだけでなく、クラウスーラ(後期)ではセンターバックとしての起用も目立つなど異なるポジションにてチームの守備の要として成長。シーズンを通して23試合に出場を果たし、2018年10月21日のリーベル・プレート(ウルグアイ)戦におけるプロ初ゴールとなる1ゴールを記録した。
■ 2019年(コリンチャンスSC)
2019年2月28日、ブラジルのコリンチャンスSCに移籍することが発表。 モンテビデオ・ワンダラーズ在籍時から通っていたエンプレサ大学(所在地であるモンテビデオ)の学費を自身で支払うことができることに喜びを感じながらブラジルでの挑戦が始まっている。
代表歴
ウルグアイU17を経て、2018年からウルグアイU20の一員となった彼は、チームのキャプテンを務めており多くの大会で牽引する存在であった。世代別代表ではセンターバックとして、2019年U-20南米選手権ではチームを3位に導き、累積警告で出場停止となった試合を除いて全試合にフル出場を果たしている。
時系列は遡ること2018年11月10日、ブラジル代表とフランス代表との親善試合のメンバーに彼は名を連ねていた。当初は招集メンバー外であったものの、ディエゴ・ゴディンとマルセロ・サラッチの相次ぐ負傷離脱により守備の枚数が減っていたことから代理招集を受けるなど、彼自身も予想だにしていなかった出来事であった。それだけに留まらず、ブラジルとフランスとの両試合においてオスカル・タバレス監督は彼をセンターバックのスターターとして起用しており、世界を代表するアタッカーが揃うチームに対して、それぞれわずか1失点で抑えるなどサプライズ起用に応えて称賛を受けている。
移籍の噂
前述のフランス代表との一戦において、オリヴィエ・ジルー(チェルシー) とのユニフォーム交換をした彼は、そのジルー本人から『ヨーロッパで君を待っている』と言われたことを興奮した様子で語っていたという。この出来事からヨーロッパのクラブへの移籍が有力な線として見られていたが、南米屈指のリーグであるブラジルで経験を積むことを選択している。多くのウルグアイの若手選手は、直接ヨーロッパに移動するケースの他に、アルゼンチンやブラジルなどの欧州以外のクラブを経て評価を上げるケースも多く見られているため間違った選択ではないだろう。そんなコリンチャンスSCとの契約は2023年12月末までとなっており、コリンチャンスが彼を獲得した際の約310万ユーロの数倍以上での売却を目論まれているはずだ。
プレースタイル
センターバックを本職としながら、右サイドバックとしての才能も認められている彼の最も評価されている武器は「洗練された読み」だろう。一歩間違えたら大きなチャンスを与えてしまう状況下でも、恐れることなくボールを奪いに行く精神的な強さも合わせ持ち、守備の才は非常に大きくな評価を得られている。そんな彼が崇拝するのはディエゴ・ゴディンであり、彼を参考に自身のプレーモデルを形成していると語るほどだ。多くの伸び代を秘めた彼が、ヨーロッパの舞台で躍動するのも時間の問題だろう。