名前 | アンソニー・エランガ(Anthony Elanga) |
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生年月日 | 2002年4月27日 |
国籍/出身 | スウェーデン(ヘイリー) |
身長 | 178cm |
ポジション | WG/CF |
所属 | マンチェスター・ユナイテッド |
圧倒的な破壊力を誇るユナイテッドのスター候補生
プレー動画
経歴
■2002-2020年(幼年期~マンチェスター・ユナイテッド)
彼の父親はカメルーン代表として1998年フランスワールドカップにも出場したジョセフ・エランガであり、そんな父がキャリアの成功を収めていたマルメFFの在籍時に生まれているため、彼の出生地はスウェーデンのヘイリーだ。キャリアを始めたのは4歳~5歳の頃に家族で移り住んだボロースに本拠地を構えるIFエルフスボリであるが、数年後にはマルメFFの下部組織に加入を果たしている。程なくして母親と2人の姉妹と一緒にイギリスに移り住んでおり(父親は仕事の都合でスウェーデンに残っている)、イングランドに定住してからは近所のハッターズリーFCという小さなクラブに在籍していた。当初はマンチェスター・シティから偵察を受けていたが、彼自身がマンチェスター・ユナイテッドを好んでいたこともあり、マンチェスター・ユナイテッドのU14カテゴリに加入すると現在に至るまでマンチェスター・ユナイテッドのアカデミーに在籍している。
2018/2019シーズンからはマンチェスター・ユナイテッドU18に昇格しチーム内で最年少プレーヤーになると、7月にはクラブと奨学金契約を交わしている。昨年のU18プレミアリーグではファイナルステージでチェルシーU18に敗れるも準優勝を果たしていたチームであったが、彼の昇格初年度はリーグ戦で4位で終えるなど苦汁をなめる結果となった(リーグ戦では17試合3得点5アシストを記録)。ただ、2019年2月にはプレミアリーグ2(イングランドのU23リーグ)でのデビューも飾っており、新たに迎えた2019/2020シーズンでは負傷離脱期間もあったがU18とU23の両方でプレーするなど徐々にトップチーム昇格に向けてアピールを重ねている。
代表歴
父の母国カメルーンを代表することも可能だが、2018年にスウェーデンU16にデビューして以降は生まれ故郷のスウェーデンでプレーしている。2019年に開催されたU17欧州選手権ではグループラウンドでオランダ、フランス、イングランドの強豪国に全敗を喫するも、フランスU17を相手には2得点を挙げており印象的な活躍を残した。
移籍の噂
マンチェスター・ユナイテッドとはプロ契約を交わしていないが、トップチームへの昇格を目標に据えているため退団の意志は低いだろう。2019/2020シーズンにU18からの飛び級昇格でブレイクを果たしているメイソン・グリーンウッドの例があるだけに、彼もまたトップチームに呼ばれる日も近いのではないか。
プレースタイル
父がディフェンダーでありながらも、彼自身はウィンガーを本職とする攻撃的な選手だ。時折、2トップの1人として起用されることもあるが彼本来の持ち味を引き出せるのはワイドなポジションだろう。アカデミーでも屈指の破壊力を持ったドリブラーであり、U18カテゴリでは向かうところ敵なしとも言える圧倒的な存在感はマーカス・ラッシュフォードに姿を重ねる声も大きい。オールラウンダーな存在であるが、彼自身は利き足である右足を活かすためにも左ウィングのポジションを好んでいるという。ポジション的には異なる父も彼にはピッチ内外でのプロフェッショナル意識を教えているため、このまま順調に成長することが出来れば道を踏み外すこともないだろう。