アモリーショ・ファン・アクセル・ドンヘン

選手紹介
名前アモリーショ・ファン・アクセル・ドンヘン(Amourricho van Axel Dongen)
生年月日2004年9月29日
国籍/出身オランダアルメレ)
身長175cm
ポジションWG
所属アヤックス・アムステルダム

※Amourrichoはアモリーチョ、Dongenはドンゲンとも表記される

下部組織から瞬く間に駆け上がるアヤックスの新星

プレー動画

経歴

■2004-2013年(幼年期~OSVアムステルダム)

オランダ・フレヴォラント州の基礎自治体(ヘメーンテ)のアルメレ。首都アムステルダムの人口増加に伴い新たな住宅地として整備されたこの都市にて「アモリーショ」と呼ばれる少年は誕生した。ストリートサッカーでボールを蹴り始めているが、最初はボールをろくに扱うことができずにサッカーから愛されていなかったと語っており、自分でゴールを決めた際には周りから「どうしてそんなに喜んでいるの?」と思われるぐらいに喜びを感じていたという。

最初にクラブは多くの著名なプロ選手を輩出したことで知られるアムステルダム=オーストのAVVゼーブルヒアであるが、母親が弟を妊娠したタイミングで家族は忙しくなり、クラブに移動する余裕がなくなったことから辞めざるを得なかった。そこからは再び地元の友人らとストリートサッカーに戻り、家庭が落ち着いたタイミングにて両親は息子をOSV(オーストザーン)に加入させると、そこから半年後にはアヤックス・アムステルダムからの招待状が届いている。

■2013-2022年(アヤックス)

アヤックスではEクラスのO10(10歳未満)にあたるE2からスタートしているが、最初は朝7時に起きて、8時にはアヤックスのトレーニング施設に行くというルーティンが大変であったことを語り、O13(13歳未満)からはバスでの送迎があったことでクラブでの生活にも慣れ始めると、2019/20シーズンには15歳でO17(17歳未満)リーグでのデビューを飾るほどに成長。そんなO17カテゴリではデビューから3試合で5得点1アシストと格の違いを見せつけ、その後に2ヶ月の負傷離脱期間があったが、COVID-19の影響でリーグが中止となるまでの計9試合で7得点1アシストを記録している。

 

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2020/21シーズンの終盤戦にはヨング・アヤックス(U21)でのトレーニングを経て、2021年5月に行われたエールステ・ディヴィジ(オランダ2部)第37節のデ・フラーフスハップ戦にてプロデビューを飾ると、同試合では起用に応える1アシストを記録。続く最終節のSCテルスターを相手には右足一閃にて初ゴールと勝利に貢献し、勢いそのままに2021/22シーズンでもヨング・アヤックスの戦力に数えられている。また、2021年6月にはファン・デル・ファールトやスナイデルといった数多くの才能が手にしてきた名誉あるアブドゥルハーク・ヌーリ・トロフィー(アカデミー最優秀選手賞)にも選出された。

2021年12月のKNVBカップでは2回戦のBVVバーレンドヒト(オランダ4部)を相手ながらモハメド・ダラミとの交代にてトップデビューを達成し、2022年1月にはエールディビジ(オランダ1部)第19節のFCユトレヒト戦にてリーグデビューも飾るなど、エリック・テン・ハフの下で出場機会を与えられているところだ。

代表歴

2019年11月に15歳でオランダU16の試合に出場。COVID-19の影響によりコンペティションの中止もあったが、2021年10月にはオランダU18にも選出された。

移籍の噂

2020年8月にはチェルシー(イングランド)からの関心が報じられているが進展はなく、逆にこうした報道からファンを安心させるかのように16歳なった9月にてアヤックスとの最初のプロ契約を締結している。現在は2023年6月末までの契約を交わしており、トップチームへの昇格に向けて奮闘中な状況にあるため移籍には前向きではないはずだ。

プレースタイル

左ウィングを本職とするアタッカーであり、力みを感じさせないが力強い推進力が特徴的であり、スピードとテクニックの両面でディフェンダーを翻弄する。ワイドな位置でフリーでボールを受けることを好み、そこからファーストタッチで交わし自身の得意な形に繋げるほか、1vs1でも臆せずにデュエルを仕掛けながら攻撃の選択肢を広げ、利き足の右足だけでなく逆足でも品質の高いシュートをパスを繰り出すことができるのは大きな強みと言えるだろう。守備技術も非凡なものを持っており、総合的に見て冷静に物事を見極め遂行できる能力にも優れているはずだ。

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