アレハンドロ・バルデ

名前 アレハンドロ・バルデ(Alejandro Balde)
生年月日 2003年10月18日
国籍/出身 スペインバルセロナ)
身長 175cm
ポジション LSB
所属 FCバルセロナ

アルバの後継者となる圧倒的な突破力を持った俊英

プレー動画          

経歴             

■2003-2011年(幼年期~エスパニョール)

”Alex Balde(アレックス・バルデ)"とも表記される彼は、父親のサリウがギニアビサウ共和国、母親がドミニカ共和国の出身という血筋に誕生した才能だ。そんなルーツを持っている彼だが、生誕地は両親どちらの出身地でもなく、スペイン・カタルーニャ州のバルセロナとなっている。フットボールに触れたのは地元民の憩いの広場である『Plaza Dels Porxos』にてボールを蹴っていたエディ(兄)の影響であり、そんな兄が所属しているF.C.サン・マルティ・コンダルの練習を見に行っていたことから始まっていた。

F.C.サン・マルティ・コンダルは規模が小さく知名度も高くなかったことから、エディ(兄)のチームにおいて選手が不足する事態が発生していた。そのためコーチは当時まだ4歳だった弟のアレハンドロにプレーさせているのだが、この年齢でも彼は非常にボールを上手く扱えたことから、既に才能を持っていることを見抜いていたという。6歳からは女子部門で有名なCEサン・ガブリエルに移っており、1歳上のプレ・ベンハミン(U7)に登録されながらエースストライカーとしてプレーしている。

そんな歩みを見せていた彼に対して、両親の希望は必ずしもサッカー選手ではなかった。学校では他のクラスメイトよりも遅いスタートでレースにハンデを与えていたというエピソードがあるように、両親は陸上選手としての成長を期待しており、学校もまたそれに乗り気であったという。しかし、サッカーが最も好きであったことから陸上競技には向かわずにサッカーに専念している。CEサン・ガブリエルのエースとして活躍していたある日、カタルーニャ州を代表するFCバルセロナとRCDエスパニョールが彼に接近しており、彼自身もFCバルセロナでのプレーに前向きであったが、FCバルセロナからの申し出が遅すぎたことで先にアプローチをしていたRCDエスパニョールに加入した。

 
 
 
 
 
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■2011-2021年(バルセロナ)

ただ、元々FCバルセロナを希望していたことでRCDエスパニョールには1年程度しか在籍しておらず、FCバルセロナからのオファーを受け取ると即断で移籍。8歳から始まったラ・マシアでのキャリアは順調で、常に上のカテゴリでプレーしながら昇格を繰り返し、ベンハミンC(U9)からカデテA(U16)のうち、9カテゴリでの国内リーグ制覇に貢献している。2019/20シーズンはフランク・アルティガが率いるフベニルB(U17)から始まっているが、1ヶ月も経たない間にビクトル・バルデスが率いるフベニルA(U19)に昇格すると、フベニルAではU19リーグの17試合(762分)に出場した。

2020/21シーズンに入るとガルシア・ピミエンタが率いるバルセロナB(リザーブ)に登録され、2020年11月22日にはCEルスピタレート戦にてセグンダ・ディビシオンB(スペイン3部)でのシニアデビューを達成。レギュラーリーグの11試合に出場したほか、セグンダ・ディビシオン(スペイン2部)の昇格をかけたプレーオフでは準決勝でUCAMムルシアに敗れるまでの5試合に出場している。

 
 
 
 
 
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クラブの顔であるリオネル・メッシの退団や深刻な財政難、ロナルド・クーマン体制での2年目を迎える新たなFCバルセロナにおいて、2021/22シーズンのプレシーズンキャンプに彼の姿は確認できていた。ジュニル・フィルポの退団に伴い、ジョルディ・アルバのバックアッパーとしての期待が寄せられると、いくつかのTRMで非公式ながらトップチームの試合に出場するなど、今季はトップチームにより近い位置でシーズンを過ごす予定だ。

代表歴            

2019年1月よりフレン・ゲレーロが率いるスペインU16に選出されると、2019年の1年間ではU16~U18の異なる3つのカテゴリにてスペイン代表のユニフォームを着用していた。飛び級であるため大きなコンペティションには出場していないが、スペインU17では6試合、スペインU18では3試合に出場している。2021年9月にはメキシコU19との親善試合にてスペインU19でのデビューも飾っている。

移籍の噂           

ラ・マシアから多くの才能が流出しているように、彼に対してもチェルシーやリヴァプールといった国外クラブからの関心が寄せられていた。2021年3月には代理人を移籍市場にて多大な影響力を持つジョルジュ・メンデスに変更したことも話題となり、移籍の可能性も噂されるも彼自身がFCバルセロナから離れる意思がなかったことから、2021年7月にFCバルセロナと新たに2024年6月末までの契約を締結。契約解除金は5億ユーロに設定されるなどクラブへの忠誠を誓っている。

プレースタイル        

攻撃力に特化した左サイドバックであり、相手自陣の深い位置でボールを受けた際には、裏街道やボディフェイント、一瞬の加速による仕掛けでファールを誘うなど、個人技での突破力は既に一流のスキルを持っている。サイドを崩した後のプレーにも優れ、緩急をつけたクロスボールの質は評価ポイントだ。トップチームでも崩れないペースにて冷静に状況判断できるほか、アジリティが高いため守備でも一定の評価を得ている。とはいえ守備には改善が必要とされており、時折乱れるファーストタッチや怪我の多さなど、経験値とフィジカルの部分では時間が必要だと思われる。