名前 | アダム・アルベロ(Adam Arvelo) |
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生年月日 | 2005年5月31日 |
国籍/出身 | スペイン(カンデラリア) |
身長 | 173cm |
ポジション | WG |
所属 | レアル・マドリード |
※アダン・アルベロとも表記されるだろう
ラ・ファブリカに到達した技巧派レフティ
プレー動画
経歴
■2005-2017年(幼年期~テネリフェ)
スペイン・カナリア諸島のテネリフェ島に生まれた彼は、地元カンデラリアのクラブにてキャリアをスタートさせた。その後、CDテネリフェの下部組織に加入すると瞬く間に頭角を現し、ペドリやジェレミ・ピノといったカナリア諸島出身の逸材に次ぐ存在として注目を集めていたという。
テネリフェのアレビン(U11~U12)にて2年目のシーズンを過ごしていた彼は、自身のさらなるステップアップのためにカナリア諸島を離れることを決断。地元を離れることは非常に大きな決断であったが、家族も彼一人を本土に行かせるつもりはなく、共にカステリョン県に引っ越しながらビジャレアルCFでのキャリアをスタートさせている。
■2017-2020年(ビジャレアル~レアル・マドリード)
ビジャレアルのインファンティルB(U13)に加入した彼は、最初こそ慣れない土地での適応に苦戦していたが、時間が経つにつれ才能の違いを見せており、すぐさまチームの中心選手となっていた。当時の彼が所属していたインファンティルA(U14)は圧倒的な強さを誇った世代であり、2018年11月時点で11試合/53得点・0失点という驚異的な記録を持っていたという。提携ユースクラブであるCDロダの在籍時には、バレンシア州U16選抜にも名を連ねていた。
2020年を迎えレアル・マドリードとの交渉が伝えられた彼は、数ヶ月におよぶ交渉の末、2020年9月よりレアル・マドリードに移籍することが決定。家族とマドリードに移り住み、トリスタン・セラドールが率いるカデテA(U16)での登録となった。2020/21シーズンの開幕節であるアトレティコ・マドリード戦では11-0の記録的な勝利の立役者となり、鮮烈な印象を与えている。
シーズン | 所属 | 成績 |
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-2015 | カンタブリア(U10) | |
2015/2017 | CDテネリフェ(U12) | |
2017/2019 | ビジャレアルCF(U14) | |
2019/2020 | CDロダ(U15) | |
2020- | レアル・マドリード(U16) | 1試合/1得点 |
※2020年11月26日現在
代表歴
2019年11月よりフレン・ゲレーロが率いるスペインU15に招集されており、2020年1月30日~2月3日かけて開催されたピナタール国際トーナメントではオランダU15に1-6の大敗を喫するも全試合に出場している。
移籍の噂
15歳という年齢と加入時期からも移籍についての言及は早すぎるだろう。彼は既にNike(ナイキ)と2022年までの契約を交わしているというのだから驚きだ。
プレースタイル
左脚の技術に自信を覗かせるウィンガーであり、ドリブル・パス・シュートの三拍子が揃った技巧派の少年だ。右翼を得意ポジションする彼は、積極的にボールに絡むことでチャンスを演出しており、カットインからのシュートだけではなく逆サイドへの展開や、受け手のプレーがしやすいようなスペースへの適切なパス、ときには自身で縦への突破を図るなど多くの選択肢を持っているため、彼を止めるのは至難の業だ。
カデテAでは向かうところ敵なしのスキルを持っているため、違いを出すことは容易であることも推測できるが、フベニル(U17~U18)以降のカテゴリに昇格した際に、物理的な構造の変化などから適応することが求められるだろう。彼はメッシとイニエスタからインスパイアを受けている。