名前 | コビー・メイヌー(Kobbie Mainoo) |
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生年月日 | 2005年4月19日 |
国籍/出身 | イングランド(ストックポート) |
身長 | 175cm |
ポジション | CMF |
所属 | マンチェスター・ユナイテッド |
※Mainooはマイヌー、マイノー、メイノーとも表記される
ポグバを彷彿とさせるクリエイティブな逸材
プレー動画
経歴
■2005-2022年(幼年期~マンチェスター・ユナイテッド)
彼は兄(Jordan)と2人の姉(AmaとEfia)がいる4人兄弟の末っ子としてイングランド・グレーター・マンチェスターのストックポートにて誕生した。初期キャリアを過ごしたのは地元のチードル&ガットリーFC(通称:CCFG)であり、その後現在のマンチェスター・ユナイテッドの下部組織に入団している。
アカデミーでは2016年5月~6月にかけてポーランドで開催されたムラポール・カップ(U11)に出場すると、10番を着用した彼は決勝でヘーレンフェーンSC(オランダ)を下しての優勝に貢献。並外れたテクニックで際立っていた彼はU13、U14を順調に通過しており、当時は背番号通りの『No.10』やストライカーといった攻撃的なタレントとしてプレーしていたという。
15歳となった2020/21シーズンはU16に昇格を果たし、そこでも主力として定着。2020年9月末にはU18の選手が世代別代表への招集でスカッドに空きが生まれると、10月に行われたU18プレミアリーグにおいて15歳ながらU18カテゴリに出場しており、以降はU16だけでなくU18でも彼の姿が確認できるようになっていた。
⏪ This time last night our #MUAcademy U18s were crowned #FAYouthCup champions! 🏆#MUFC | #MUAcademy pic.twitter.com/K4IYNjZ6LA
— Manchester United (@ManUtd) May 12, 2022
2021/22シーズンより正式にマンチェスター・ユナイテッドU18としての活動が始まると、これまでの攻撃的なポジションからセントラルミッドフィルダーでもプレーするようになっており、開幕から2ヶ月後の2021年10月にはプレミアリーグ2(U23リーグ)の舞台も経験している。同シーズンのU18カテゴリで最も成功を収めたのはFAユースカップ(U18カップ)のことであり、2022年5月に行われた決勝戦においてノッティンガム・フォレストU18を下すと、リンガードやポグバらが成し遂げた2011年以来の大会優勝に貢献。下部組織の育成力を証明すると共に自身の株を上げる活躍で来シーズンに向けた良いシーズンの締めくくりとなった。
代表歴
家族のルーツはアフリカのガーナ共和国にあることから、将来的にはガーナ代表を選択することも可能となっている。現在は2021年10月より活動しているイングランドU17としてプレーしているところだ。
移籍の噂
現時点での契約内容は不明であるが、2022/23シーズンはマンチェスター・ユナイテッドU23としてプレーする見通しだろう。来季の指揮官として就任することが発表されたエリック・テン・ハフの目に留まることができれば新たな道も開かれるはずだ。
プレースタイル
かつては攻撃的な選手であったが、U18カテゴリからは型にとらわれない柔軟でオールラウンダーな中盤の選手へと変貌を遂げている。誰でも思わず嘆声をもらしてしまうような卓越した右足でのボールタッチと無駄のない重心移動が特徴であり、スムーズな持ち運びからボックス内に華麗に侵入するだけでなく、周囲の状況を冷静に把握しているため強弱のパスを使い分けながら決定機を演出することも可能であるなど天才肌な姿が確認できるだろう。
身長は現時点で175cmほどであり、絶対的な強みを持っているタイプではないが、軽やかな身のこなしに代表されるような身体能力とボールの落下地点をいち早く察知できるため対人戦でも一定の勝率は誇っている。試合中ではスプリントをそこまで多く行なうタイプではなく、ピッチを常に俯瞰視点で見ながら自分事のように捉えない場面もあるため守備時での遅れが出ることもあるなど改善は必要だ。これらの特徴から有識者の間では「ネクスト・ポグバ」として称されている。