名前 | ジェイミー・バイノー=ギッテンス(Jamie Bynoe-Gittens) |
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生年月日 | 2004年8月8日 |
国籍/出身 | イングランド(レディング) |
身長 | 175cm |
ポジション | WG |
所属 | ボルシア・ドルトムント |
ドイツで本格的に稼働し始めたNEXTサンチョのドリブルスター
プレー動画
経歴
■2004-2018年(幼年期~レディング)
イギリスの首都ロンドンから約60km離れた都市であるレディング。ITと保険業が成長しており、多くの学生も住んでいる人口約16万人の街にてジェイミー・バイノー=ギッテンスは誕生した。カリブ海のバルバドスにもルーツを持っているが、幼少期からレディングにて育っている。
最初にボールを蹴り始めたのは4歳の頃であり、5歳から7歳までは地元の小さなチームとなる「キャブス・エンド・タレント」に所属しながら、父の影響もあったことでクリケットとサッカーの両方で遊んでいた。それでもクリケットではなくサッカーを選択すると、8歳頃には地域を代表するレディングFCの下部組織に加入。当時はチェルシーでもプレーしていたが、U9のタイミングでどちらかを選ぶ必要があり、そこで彼はレディングを選びながらU14カテゴリまで在籍している。
■2018-2020年(マンチェスター・シティ)
レディングで高評価を得ていた彼には、アーセナルとマンチェスター・シティからのオファーが届き、マンチェスター・シティに加入することを決断。加入から2年目となる2019/20シーズンにはU18プレミアリーグでのデビューも飾り、15歳1ヶ月でデビューを飾ったリヴァプールU18戦では得点も記録している。U16カテゴリも含めると12得点8アシストの成績であった。
2020/21シーズンに向けてマンチェスター・シティも契約更新オファーを提示していが、彼は拒否。その理由としてジェイドン・サンチョの名前を挙げながら、彼のように若い年齢で活躍したいというトップチームの厚い層を考慮しながら、2020年夏にボルシア・ドルトムント(ドイツ)に新天地を追い求めていた。
■2020-2022年(ドルトムント)
こうしてドイツに渡っている彼だが、待ち受けていたのはCOVID-19と自身の怪我であり、両方の影響を受けながら初年度はA-ユニオーレン・ブンデスリーガ(U19リーグ)の2試合での出場に留まっていた。2021/22シーズンに向けたプレシーズンでは、アトレティック・クラブ(スペイン)との親善試合に出場したが、後半に足首を負傷したことで約4ヶ月の離脱を強いられるなどフラストレーションが溜まる日々であった。
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ドルトムントで本格的に稼働し始めたのは2021年11月のことであったが、復帰後の11月~12月だけの5試合でU19カテゴリでは5得点1アシストと躍動。怪我の影響を感じさせないパフォーマンスにて現在まで過ごしており、やや出遅れる形にはなったが満を持してドルトムントのトップチームでも姿を見せるようになるだろう。
代表歴
2019年から2020年にかけてイングランドU15~U16の試合に出場しているが、ドルトムントへの移籍後はCOVID-19や怪我の影響もあったことで活動はしていない。現時点ではクラブで成長を続ける必要があるため世代別代表の優先度は低い状況だ。
移籍の噂
ドルトムントとは2023年6月末までの契約を残しており、報道では2022/23シーズンよりトップチームに組み込まれる見通しのため契約延長も早期に実現するだろう。ドルトムントが今後採用するシステムにも左右されそうだ。
プレースタイル
ネイマールを彷彿とさせる細かなトリックと緩急を織り交ぜたドリブルを最大の武器としているウィンガーであり、複数人を相手にも引けを取らない突破力を大きな強みみとしている。球離れに悪い印象を持たれることがありながらも、個の力だけで得点への決定的な仕事をやってのけてしまうため周囲も脱帽するほどの選手だ。
ボールを持っているときの方が速いとされるドリブルセンスは学校で培われたと語り、昼休みになると50人ぐらいが運動場にいる中で自然に身に着けたそうだ。かつてのコーチには「自分らしく、ファンを楽しませる存在になれ」と言われながらスタイルを継続しており、現在ではシュートセンスや非凡なパス能力も備わるなど他の要素も組み込まれた。怪我の多さが懸念点だろう。