シセ・サンドラ

選手紹介
名前シセ・サンドラ(Cisse Sandra)
生年月日2003年12月16日
国籍/出身ベルギーベレーゲム)
身長184cm
ポジションAMF
所属クラブ・ブルッヘ

クラブ・ブルッヘのビジョンを遂行する絶対的な存在

プレー動画          

経歴             

■2003-2017年(幼年期~ズルテ・ワレヘム)

ベルギー北西部のコルトレイクに程近いベレーゲムの出身である彼は、トム・サンドラ(父親)とアン=ソフィー・オリバー(母親)の長男として4人家族の家庭環境にて育っていた。最初に所属したのは車で10分の距離にあるホワイト・スター・ラウエ(K.W.S.C.ラウエ)であるが、そこでのプレーが評価されたことで近隣都市のSVズルテ・ワレヘムに引き抜かれた過去を持っている。

キンダーランド小学校に通いながらズルテ・ワレヘムの下部組織でプレーしていた10歳の頃には、ダノンネーションズカップ(U12トーナメント)のベルギー代表として登録されており、サンパウロ(ブラジル)で開催された2014年大会に出場している(動画内11番)。

■2017-2021年(クラブ・ブルッヘ)

14歳となった彼は国内の強豪クラブであるクラブ・ブルッヘに移籍。ユースカテゴリを順調に通過すると、2020/21シーズンは「クラブNXT」と呼ばれるプロキシマス・リーグ(ベルギー2部)に唯一登録が認められたU23チームに昇格することが決定し、シニアカテゴリでの挑戦が始まった。

2020年8月の開幕節となるRWDモレンベーク戦にてデビューを飾ると、第2節のロンメルSKを相手にはベルギー2部リーグ史上最年少となる16歳8ヶ月14日での得点を記録し、2017年にオスマン・ブサイドが樹立した記録(17歳4ヶ月29日)を大きく更新している。ただ、シーズン途中には筋肉系の負傷により約5ヶ月の離脱を強いられるなど、初年度はクラブNXTの11試合(704分)での出場に終わっている。

2021年7月17日、ジュピラー・プロ・リーグ(ベルギー1部)の王者とベルギーカップ王者が相まみえるベルギー・スーパーカップにおいて、彼は1月にチームを去ったシーベ・スフライフェルスの後枠としてトップチームに登録。KRCヘンクとの決戦では後半40分にノア・ランとの交代にてクラブ・ブルッヘでのトップデビューを達成すると、ピッチ上にてスーパーカップ制覇の瞬間を味わっている。2021/22シーズンはクラブNXTがベルギー2部に在籍できないことからUEFAユースリーグに出場するU19チームとトップチームを行き来するようなシーズンとなっているところだ。

代表歴            

国を背負ってプレーしたのは、前出のダノンネーションズカップであるが、明確な世代別代表としては2019年9月に15歳でデビューを飾ったベルギーU17からとなっている。COVID-19の影響によって様々なコンペティションが中止となるも、2021年9月には再び飛び級にてベルギーU19でのデビューも達成した。

移籍の噂           

クラブ・ブルッヘとは2023年6月末までの契約を残しており、当面は残留することが既定路線だと言えるだろう。現時点で移籍の噂も報じられていないが、10歳当時には好きなチームはないと前置きしつつ、マンチェスター・シティには魅力を感じていることも明かしている。

プレースタイル        

フィールド内で絶対的な存在感を放つトップ下やインサイドハーフのプレーヤーであり、ゴール前での決定的な仕事をやってのける主人公タイプだと表現できるだろう。184cmの高身長に加え、プレースキッカーも担うキックの質、アイデアのあるキラーパス、ゴール前で冷静に決めきることのできるシュートセンス、迂闊にボールを奪われないボールコントロールとキープ力など総合的にバランスが良く弱点の少ない完成された存在だ。ボールを持っていないときの動きも素晴らしく、2列目から積極的な飛び出しを行うほか、守備では前線から献身的に動き、ボールを奪われた場合でもすぐさま回復に向かう姿も見られる。

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