名前 | チャーリー・サヴェージ(Charlie Savage) |
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生年月日 | 2003年5月2日 |
国籍/出身 | ウェールズ(レスター) |
身長 | 182cm |
ポジション | CMF/DMF |
所属 | マンチェスター・ユナイテッド |
父の才能をクリーンに受け継いだウェールズの俊英
プレー動画
経歴
■2003-2021年(幼年期~マンチェスター・ユナイテッド)
1990年代後半~2000年代前半のサッカーファンであれば「サヴェージ」という名前に見に覚えがあるだろう。そう、ロビー・サヴェージ。レスター・シティやバーミンガム・シティを中心にプレミアリーグで熱量溢れるエネルギッシュなプレーで沸かせた選手であり、今回紹介するチャーリー・サヴェージはそんなサヴェージ家の長男としてレスターに誕生している。
幼い頃からサッカーの才能は目に見えるほどに優れており、5歳当時には最初にマンチェスター・シティからアプローチを受けながら試合にも招待されると、その後はマンチェスター・ユナイテッドとリヴァプール、エヴァートンといったクラブからも求められていたという。それでも父ロビーが17歳から所属していたマンチェスター・ユナイテッドとの関係性を築き、毎週開発センターでのトレーニングに参加。とはいえ、両親は彼が7~8歳までは特定のアカデミーに入れるかは決めていなかったこともあり、マンチェスター・ユナイテッドのアカデミーに正式入団したのは8歳のことであった。
その後は父親が1992年に制したミルク・カップを始めとする様々なコンペティションでプレーし、2020年2月には16歳ながらU18プレミアリーグのブラックバーンU18戦にてU18でのデビューを飾っていた。その後、COVID-19の影響によってシーズンが途中終了したことで1試合のみの出場に留まったが、2020/21シーズンからは正式にマンチェスター・ユナイテッドU18への昇格が決まっている。
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2020/21シーズンのU18プレミアリーグでは1試合を除いた全試合に出場しており、第10節のニューカッスルU18を相手には1得点1アシストの結果を残すと、シーズンを通して23試合3得点7アシストの成績を収めていた。シーズン終盤の2021年4月にはプロ契約と共にウェストハムU23戦にてプレミアリーグ2(U23リーグ)でのデビューを飾っている。2021/22シーズンに入るとマンチェスター・ユナイテッドU23の主力格として中盤を支えながら、トップチームのトレーニングにも参加するような日々を送っているところだ。
代表歴
世代別代表としては父親と同じくウェールズを選択しており、2021年3月にはウェールズU18、2021年9月にはウェールズU19でのデビューをそれぞれ果たしている。ウェールズのフル代表は比較的若手選手を積極的に活用する傾向にあるため、順調に成長を続けることで1~2年後でのフル代表入りも夢ではないだろう。
移籍の噂
マンチェスター・ユナイテッドとは2021年4月に最初のプロ契約を締結したばかりであるため、当面の間は同クラブの保有下にてプレーするだろう。父ロビー・サヴェージがなし得なかったマンチェスター・ユナイテッドでのトップデビューを彼も目指しながら、U23→ローン移籍といった流れにて徐々にトップへ近づくのが現実的な流れだ。
Delighted to have signed my first professional contract @ManUtd . I would like to thank all of my friends, family and everyone @neweraglobalsports for all their support. The hard work continues 🚀 #mufc pic.twitter.com/HOKsDE8VwC
— Charlie Savage (@charliesavage84) April 7, 2021
プレースタイル
父ロビー・サヴェージと同じくセントラル・ミッドフィルダーを本職とする中盤のプレーヤーであるが、父が闘志溢れるタックルで警告を受けながらも守備に貢献するスタイルに対して、彼はよりクリーンなスタイルでボールを積極的に受けながら攻撃にリズムを与えるというスタイルのため類似性は感じさせない。
利き足の左足は洗練された精度の高いパスを中心に違いを感じせるものを持ち、フリーキックもお手の物だ。父ロビーは過去のインタビューにて、息子が自身と比べて得点力を持っているとも評価しているが、実際のスタイルとしてはアシストを好む傾向にあることが確認できる。それでも父譲りの献身的な守備も見られるため、ハイブリッドな存在になることも可能だ。