名前 | フリオ・エンシソ(Julio Enciso) |
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生年月日 | 2004年1月22日 |
国籍/出身 | パラグアイ(カーグアス) |
身長 | 173cm |
ポジション | WG |
所属 | クラブ・リベルタ |
多彩なドリブルで翻弄するリベルタの神童
プレー動画
経歴
■2004-2021年(幼年期~クラブ・リベルタ)
1998年のFIFAワールドカップにパラグアイ代表として出場したフリオ・セザール・エンシソと同じ名前を持つ彼は、パラグアイのカーグアスに生まれている。11歳で首都アスンシオンをホームタウンとするクラブ・リベルタに加入しており、3年後の2018シーズンには前期で17得点・後期で16得点(計33得点)を記録する際立った存在感を放っていた。
2019シーズンが始まる前には15歳ながらトップチームのプレシーズンキャンプに帯同しており、シーズンが開幕すると第11節のCDサンタニ戦でトップデビューを果たしている。また、同試合ではアンヘル・ルセナの4得点目に関与するなどデビュー戦ながら堂々たるパフォーマンスを示していた。2019年はリーガ・パラグアージャ(パラグアイ1部)の2試合に出場、翌2020シーズンは開幕戦から出場機会を与えられるも第4節以降はベンチ入りも難しい日々が続いていた。それでも2020年9月の第21節CSサン・ロセンソ戦では初の先発フル出場を果たしており、その起用に応えるようにしてプロ初ゴールとなる先制点を奪っている。
17歳となった2021シーズンはコパ・リベルタドーレスの国際大会でも得点を記録しており、国内リーグでも既に8試合で2得点を奪うなど3年目となるシーズンを好調な出足でスタートさせている。
代表歴
2019年のU15南米選手権にパラグアイU15として出場しており、大会では3位に輝くなど個人でも1得点を記録した。
移籍の噂
現時点では彼のパフォーマンスが本物なのかの見極め段階にあることもあり、具体的な移籍の噂は報じられていない。それでも18歳の誕生日を迎える2022年1月に合わせたヨーロッパへの移籍交渉は加速することだろう。
プレースタイル
左ウィングを主戦場としており、一瞬の加速で相手を抜き去るプレーを得意としている。デビュー戦でエラシコを披露したようにシザーズやダブルタッチ、カットインといった多彩なドリブルパターンに加え、迂闊に飛び込めないような印象を相手に与えつつ、その間合いを誤ったのであれば彼が得意とする強烈なシュートを放つなど、彼に一度翻弄されたディフェンダーは試合を通して手玉に取られることだろう。ただのドリブラーではない存在であるため、チームにハマれば大きな戦力だ。